前回に引き続き…
5日目は最終目的地、とうとうサンセバスチャンへ
今回の旅の目的は以前私が住んでいたサンセバスチャンを両親に見せるということもあったので、ここがメインイベントとなる
ビルバオを出る際に、父が世界遺産であるビスカヤ橋を見てみたいとのことだったので、車で20分ほど走らせて橋を見に行ってみる
この上のほうに見えるおっきいのがその橋である
この橋は、普通のこちら側から向こう側まで道路になっていてわたる橋とは違い、上から吊り下げられた箱のようなものがガガーっと向こう側まで移動する、なかなか珍しい橋なのだ
とはいえ次のレストランの予約がかなり押していたのでここで長居することは出来ず、ちらっと近くまで行ってすぐ車に戻りサンセバスチャンへ向かう
橋からサンセバスチャンまでは車で約1時間半
お昼ご飯は1時の予定だったのだがサンセバスチャンについてみてびっくり、駐車場が全部満車だ!!
結局海が見えるいい席はあきらめることにして、でもお店の人がテーブル席を確保しておいてくれたのでありがたいことに1時間ちょっと遅れで食事にありつけた
橋を出るときから間に合わないかもしれないと何度か電話していたので対応してもらえてよかった
ちなみに車は中心地からバスで20分くらいのところに泊めて、お昼ご飯を食べてからホテルにチェックインしたうえでタクシーで車のところまで向かいやっとホテルと契約している駐車場に入れることができたのであった
8月のサンセバスチャン、おそるべし
今回のお昼ご飯レストランはこちら:Kofradia
このレストランは一度来たことがあるのだが、旬の新鮮な魚が食べられる最高のレストランということで私たち夫婦の間でも話題になっていた
ちなみにその時の過去記事はこちら↓
今の旬の魚はカツオらしく、カツオを中心に頼んでみた
どれも絶妙な焼き加減で、お店の人のサービスもとてもよかったしやっぱり大満足でお店を後にする
8月のサンセバスチャンは経験したことがなかったのだが、ビーチも道も観光客でごった返していて、正直ここは来るなら夏以外の季節がいいなと思った
あまりの人の多さにちょっと疲れてしまう
少しホテルで休憩した後両親と3人で以前私が住んでいたピソの前まで行ってみたり、スーパーでいろいろと買い出しをしたり
夜はまた夫もあわせて4人でバル巡りに出かける
バルもあまりに人が多すぎて頼むのも一苦労
それから食べる場所を確保するのもかなりの争奪戦に
注文はネイティブの夫に任せて私たち親子は場所を確保する役割にまわる
やっとの思いで食べ物にありつけることができた
サンセバスチャンもここまでくるとなんだかなあ
値段もほかの地域と比べて1.5倍くらい高いし、今回はビルバオやカストロの勝ちといったところかもしれない
次の日はオンダリビアというサンセバスチャンから車で20分くらいのところにあるHiruzta(イルスタ)というワイナリーに行ってきたのだがそれについては別記事で書こうと思う
ワイナリーから帰ってきてお昼を食べて、母とお土産の買い物に出かける
私は全然知らなかったのだが、バスク地方の特産品でバスク織りというのがあるらしく、真ん中に7本の線の入ったランチョンマットやエプロンを購入
スペインバスクの3地域、フランスバスクの4地域で合わせて7地域あるので7本の線ということみたいだ
ちなみにこちらはMappaというお店で購入
毎日前をとおっていたお店なのに全然存在を知らなかった
このお店は私の通っていたバスク・クリナリー・センターのクロス類なんかも担当しているようで、お店の人にそこに行っていたというとなんだかとても喜んでくれた
あとは母のたっての希望でバスクのベレー帽を買う
こちらは旧市街にあるCasa Ponsolというところで、17ユーロでいろーーんな色のベレー帽が売っていた
男性ものしかないのかなーと思っていたのだが女性用もあって、お店の人もとても親切だったのでおすすめ
それからお土産といえば先ほどのスーパーでアニャーナの塩というのも購入
この塩はそれがここの特産品とも知らずに住んでいた時に使っていた塩で、やっぱり違う視点から見たら面白い発見があるなあと知らされた旅行になった
最後の夜は父の希望でバスクチーズケーキで締めることに
チーズケーキブーム火付け役?のバル、La Viñaに行ったつもりが隣のLa Cepaと勘違いしていて、30分くらい一生懸命並んでいたのがパーになる
気を取り直してLa Viñaに入りなおし、やっとお目当てのチーズケーキを食べたころにはもう4人ともさすがに疲れていて、満足して食べた後はすぐホテルに戻ってゆっくり休息をとった
そんなわけでメインイベントのサンセバスチャンも終了し、最終日は一路マドリードへと帰途につく
ここら辺から鼻水が止まらなくなり、ひょっとして風邪をひいたかも…と嫌な予感がする
マドリードについてつかの間、どうしても合わせたかった、そしてお互い会いたがっていた私の友人を紹介しつつ私がインターンをしていたワインショップへ向かう
この日はさすがに予定を詰めすぎたが、今回の旅行はマドリードでの時間をほとんどとっていなかったのでしょうがない…
夜は地元に戻り夫の両親と最後の夕食を食べて終了
そんなわけでかなり弾丸な1週間になったのだが両親もとても満足してくれたしいろいろと確執のあった夫に対してもようやく硬派な態度をとることがなくなってかなり有意義な旅になったのではないかと思う
ずーっと毎日運転してくれたりバルで注文してくれた彼には感謝してもしきれないし、はるばる遠い日本からやってきてくれた両親にもとても感謝している
次会えるのは来年になるかもしれないけれど、できる限り時間を作っては向こうに行ったり連絡を取り合ったりしたいなあと思った