人生いちどきり

後悔先に立たず!美食の街、サンセバスチャンの大学院でソムリエのコースを修了後、スペイン人と結婚して現在マドリード暮らし

両親がスペインへやってきた part2

前回に引き続き…

 

4日目はビルバオへ

カストロ・ウルディアレスからビルバオは車で30分ほど

ビルバオに到着すると先ほどまでいたまちとは打って変わって人口も多いし建物も高い

さっそく予約していた昼ご飯のレストランに向かう

ビルバオのおいしいお店をいろいろ調べていたところ何件か候補が出てきたのだが、どうやらこの街の名物はチュレタというステーキらしい

ただ私たちはアビラでしっかりお肉を食べてきているのでビルバオでは魚かもうちょっと別の料理がいいなと思い結局予約したのがCasa Rufoというお店

ちなみにビルバオで一番おいしいチュレタを提供しているレストランはTxakoli Simonというところらしく、何人もの人がおすすめしていたので次回ビルバオに行った際はぜひここで食べてみたいと思う

 

…とかいいつつお店につくとさっそく肉を注文する母

chuleton

母が頼んだ牛フィレ肉はあつあつの鉄板にのってでてきた

大体こういうステーキは本当に塩のみで食べるのが定番で、肉のうまみで十分成り立っている一皿である

父はココチャというタラの喉の部分をピルピルというバスクのクリーミーなソースとともに堪能する一品を頼んでいたが、これもめちゃくちゃ気に入ってくれてこのお店を選んでよかったよかった

それからデザートもめちゃくちゃおいしくて、バスクチーズケーキのアイスにジャムがかかったもの

postre

レストランのページはこちら:Casa Rufo

casarufo.com

 

こうしてたらふく食べた後はグッゲンハイム美術館へ

私は9年くらい前に一度訪れたことがあるのだが、美術にはあまり詳しいほうではなく、ましてや現代美術はあまり興味がなくそれほど印象には残っていなかった

今回も行ってみたものの、まさかの企画展のうちの一つが草間彌生で、スペインまで来たのになあという感じだった

両親も美術館巡りは好きだけど現代アートはあまり得意ではないみたいなので、とりあえず行ったよという実績だけ残してグッゲンハイムを後にする

guggenheim

 

そして夜はやっぱりタパス巡り

ホテルの部屋を出る前に少しリサーチしたところによると、どうも駅でいうとIndautxuのあたりに結構安くておいしいバルがあるみたいだったのだが疲れていたしホテルからも微妙に遠いのでもう少し近めのAbando駅あたりのバルや旧市街の広場のほうを目指していってみることに

ちなみにビルバオにもちょっと危険地域があり、その名もSan Franciscoという地区らしい

駅の裏側に広がる部分なのだが、ここには昼でも夜でも間違っても近づかないようにとネットに書いてあった

最近ビルバオも治安が悪くなっているらしく、夜のタパス巡りは安全のため最小限の荷物で挑むように両親にも十分に忠告したである

…というわけでそれぞれのバルに得意ピンチョスがあって、私たちが今回の旅でベスト・ピンチョスと認めたピンチョスを食べたのもこのビルバオであった

それがこのバル:El Globo

www.barelglobo.es

ここで食べたチャングーロ(txangurro)という蟹がべらぼうにおいしくてびっくりした

クリーミーでふんわり蟹の香りが漂いしかも下のパンもカリっと食べやすくなっていて最高においしかった

txangurro

チャングーロといってもマドリードなどバスク地方以外の人には意外と伝わらず、北の方の特産品のようで、サンセバスチャンで以前食べたときは殻に入ったグラタンみたいな感じになっていたのだが、こっちのほうがさらにおいしかった

あまりのおいしさにお代わりをしてしまった

しかもこれが何と2.3ユーロときたから驚きだ

大満足でこのバルを出た後もうちょっと食べたいなということになったのだが、意外と夜も10時過ぎると平日だったしどこのバルも閉店作業を始めていて、唯一開いていた旧市街の広場のバルでチョピートスという小イカのフリットを食べる

これが両親的に大当たりだったらしく、揚げ物はいいかなと言っていた父もどんどこ口に運ぶくらいからっと揚がっていてぎとぎとさもなかったのでとてもいいチョイスをしたと思う

 

そんなこんなでビルバオの夜は更けていった

明日から最終目的地、サンセバスチャンである

続きはまた次回の記事で…!