去年私が通っていたサンセバスチャンにあるBCCこと、バスク・クリナリー・センターが日本のテレビ『世界ふしぎ発見！』で紹介されたらしいと母からラインがあった
画面まで送ってきてくれたよ
まさかこんなスペインの端っこに存在する一大学が日本のテレビに映る日が来るなんて思ってもなかったのでちょっとうれしいかも
私はソムリエのコースに通っていたけれど、料理の方にも日本の方らしき人がいるようなのをBCCの公式インスタで拝見したのでそれなりに知名度はあるのかもしれない
自分が入学した時にはたまたまネットで見つけてサンセバスチャン住んでみるのもいいか～と思って応募したのだけれど何せ情報もあまりなくて、本当にこの学校で大丈夫か不安だったけど、日本での知名度が上がってくれれば履歴書に書いてあっても「なんだこの学校？？」と思われることも少なくなるといいな～
ちなみに私が通っていたコースについては以前こちらの記事にも書いたのでよかったら読んでみてくださいネ
スペインって本当に失業率がべらぼうに高くて、それは平日の午前中道を歩いていればすぐにわかる
バルは満席、ジムは満員、スーパーの会計にも列が…なんてのは日常茶飯事だ
一体全体どうやってこの国がもっているのか毎日不思議でしょうがない
それこそ『世界ふしぎ発見！』だ
特に若者の失業率は高くて、企業のほうも応募資格がその業界での経験3年以上とかがほとんどなので、大学を出てさあ働こうとなったときにどの企業の応募資格にもひかっからないことがよくある
そこでよく見るのが"cursos de formación"という単語
職業適性コースみたいな形で勉学もインターンもお世話して仕事につくための可能性をもっと広げてあげますよというもの
BCCのソムリエのコースは大学院の資格とは言え実態はcurso de formaciónに近い
こういうコースの多くはこっちが高い授業料払って、なあなあな内容を適当に教えて(BCCの授業内容は割とちゃんとしているものもあった)、最後にインターンという名のタダ働きをさせて、はいこれで終了というもの
スペインは根っからのコネ社会なので、そこのインターンで一生懸命コネを作って、今後の就職に役立てようという暗黙の了解も入り混じっている
日本みたいに未経験歓迎、採用後(給料を払いながら)手取り足取り教えますみたいなそんなありがたい話は存在しない
ソムリエのコースなんてBCC以外にもオンラインやビジネススクールから数週間でちょちょっと修了できるものまでいろいろあるけど、本当に履修する価値のあるものは一握りしかないと思う
BCCの良いところはやはりスペイン国内、特にバスク地方での知名度が結構あるのと、ここを出た人はそれなりにちゃんと知識もあって働いてくれるな、という認知度があるので就職に有利になることはあっても不利になることはないというところかな
あとマドリードだと確かEscuela de la Vidって言ったかな～このコースを修了している人が割とソムリエとしてお店で働いている人に多い気がした
