人生いちどきり

後悔先に立たず!美食の街、サンセバスチャンの大学院でソムリエのコースを修了後、スペイン人と結婚して現在マドリード暮らし

ワインショップでのインターン終了

何度かちらっと書いた通り、私は6か月サンセバスチャンでソムリエとワインマーケティングコースを修めた後、院の修了に必要なインターンを3か月マドリードで行っていた

本当はサンセバスチャンもしくはスペイン北部に残っていたかったのだけれど、スペインで一番大きなワインショップはやはりマドリードにあるということで泣く泣くドノスティを後にしたのだった

そしてやっと先日そのインターンも終了し、その後のレポートも提出し終わって今バケーション気分といったところ

 

インターン中の主な業務は、朝の搬入、ワインを棚に並べる、接客、その他もろもろといったところ

お店には全部で4500種類のワイン(スペイン2000種類、その他地域2000種類、そのほか蒸留酒500種類)がとりそろっていて、毎日まいにち1日8時間週5日3か月お店に立っていたらそれなりの種類のワインのラベルを目にすることができた

特に搬入なんかはものすごい勢いで大量のワインが朝入ってくるので箱みただけでどこのD.O.かわかる程度にはなった

そのほか接客は、お客さんがある特定のワインを探している場合と単におすすめを聞きたいという場合と両方あって、どちらも私のできる範囲でお手伝いをした

最初のころはおすすめきかれても私も全然テースティングしたことないワインばっかりだったので同僚に投げたりしてたけど、最後の方はお客さんがどういうワイン(フルボディとか果実味強めとか)を欲していて、どの価格帯で探しているのかを聞いたうえでお客さんが満足できそうなワインをお勧めすることができるようになって地味にうれしかった

同僚もお客さんも私がインターンだとかアジア人だとかそんなに気にしてない人がほとんどで、ずばずば聞いてきてくれたので私も逆に学ばされることが多かった

このブログでも何度か取り上げたけれど、「ショールーム」といって特定のD.O.のワイナリーが何十軒も一同に会したりとかお店のソムリエだけに行われるワイナリー直々のテースティング会とかもあってそれなりにいろいろなワインに触れることができたのが大きな収穫かな

逆にこれだけ働いてるのに全くの無給というのはもはや違法にするべきだとは思う

いくらいろいろ学べるからってこれも立派な労働だし、ただ単に企業に搾取されているだけな気がして何度も怒りを胸にしたこともある

ただ本当に同僚には恵まれて、もちろんみんなワイン好きなのでどのワインがいいとかおすすめしてもらったり、同僚とワインバーに飲みに行ったりといいご縁に巡り合えた

実はもしかしたらこの企業にまた縁があるかもしれないという状況になっていて、まあどうなるかは来年までわからないけれどとりあえず帰国まではスペインをじっくり満喫したいと思う

 

rioja

リオハのセクション 店の一番奥にある

galicia

こっちはガリシア スペインの白ワインといえばガリシア

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ソムリエが始終付き添って入らないといけない鍵付きセラー