スペインでは集団よりも個が尊重される
尊重というと聞こえがいいかもしれないが、
要は自分がよければあとはどうでもいいという人が多い
電車に乗っているだけでそれが見て取れる
自分が乗れればあとは野となれ山となれ
次の駅ですぐ降りるからって
あとから乗ってくる人のことは気にも留めず
ドアの前に陣取る
そして自家用車
スペインは都心でも車の所持率がかなり高い
通勤帰宅時間は電車の上から見るだけで
嫌気がさすくらいの渋滞なんて日常茶飯事
皆我先に我先にと譲るの「ゆ」の字もない
バスがどんなに待っていてもお構いなし
公共交通機関という頭はないらしい
そして自分が気に入らないとすぐ舌打ちをする
だいたい皆そういう人ばかりなので
たまに周りのことちゃんと見えてるような人にであうと
もうそれだけですでに天使にみえるんだよね
それからもっとひどいのはお役所仕事
責任逃れの温床
決まり文句は
「とりあえずそこにある紙記入して提出してください」
紙提出させて無駄に時間稼いでいるとしか思えない
書類という、ちょっとかっこつけつつ
面と向かう必要もなくなるので一石二鳥
そうやって責任を有耶無耶にしてるんよな~
経済的にも余裕がないので
人の弱みに付け込んではちょいちょいお金をとる
○○料とかいってまたこれも見栄だけははって
実際は盗人とやっていることは変わらない
人々はこんな社会に嫌気がさしたのか
自分の国にまったく信頼をもっていない
自国に対する信用度ランキングなんてのがあれば
スペインは絶対下から数えたほうがはやいと思う
これがまた負の連鎖を生み出している