スペイン人にはpuebloという言葉があります
これはただ単に村という意味なのですが、
スペイン人の話によくでてくるのが「俺のpueblo」です
特にマドリードに住んでいる人たちは
もともと郊外から移住してきた人も多く、
大体の人が自分の地元や両親の地元をもっているのです
大体の地元はマドリードの周辺に位置する
アビラやセゴビアの小さな村という人が多いのも特徴
(ちなみにアビラとセゴビアについての記事はこちら↓)
この地元、あくせくと都会生活をおくるマドリードっ子にとって
とても大事な存在のようで、
ものすごい誇りをもって話してくれます
地元はどんなに騒いでも自然がすべてを吸収してくれる、
そんな解放感に満ち溢れた場所らしく、
地元での若いころの武勇伝を話してくれるマドリードっ子もしばしば
ところで私は昨日セゴビアのあるpuebloに羊を食べに行きました
スペインは都市部を30分ほど離れるとすぐに大自然が広がります
このpuebloは市内から約1時間半
まわりはこんな田園風景です
こんなに広い大地で、マドリードで埃を浴びていたせいで
やられていた喉もいつのまにかすっきり
道には人一人いません
さて、肝心の羊はというとこんなかんじ
思った以上にすでに形がほぐれていて、これなら私も食べられます
窯から出してきたばっかりらしく、あつあつジューシーです
味もしっかりしみ込んでいて、出汁が美味
ただしものすごい油だったので食べたあとは胃がすごいことに
眠気が止まらなくなりました