先日セビージャに行ってきたばかりなのだが、今度はいとこのほうがマドリードに遊びに来ることになった
どうせなら私たちが帰ってくるのと一緒に来ればよかったのに、なぜだかその時は思いつかなかったらしい
夫と一番仲良くしているいとこはもう10年前から知っているのだけれど、まだその時はかなりやんちゃでほとんど家に帰ってこないような少年だった
セビージャが世界で最高に素晴らしい街だし俺はここから出ていく気はないんだぜと言っていた
のに今回あったらずいぶんと中身も外見も大人になっていて、しかも家族同様敬虔な福音派になっていたのだから本当に驚きだ
宗教によって戦争が起こったり意見の食い違いが起こったりもするけれど、人によってはこんなにも精神的安定を得ることができるんだなあとなんだか感心
しかもあんなにセビージャ推しだったのに趣味も趣向もガラッと変わっていて、今じゃスペイン北部やケルト民族の素朴で自然いっぱいの暮らしに憧れというか崇拝に近い感情を抱いているようだ
ということでセビージャから出たことがない彼が初めてマドリードに来たのだが、見るものすべてが珍しいらしく写真を撮ったり彼女に電話で一日にあったことを事細かに伝えたりととてもかわいい
昨日はさっそくブルゴスに行く予定だったのだが、ちょうど車にガソリンを入れ終えて出発しようとしたところに義母から電話が
どうしたかと思ったら、どうやら仕事中に肩をやられてしまった様子
腱の損傷だったらかなりまずかったけど、脱臼だったので仕事場の同僚に肩を入れてもらって何とか危機からは脱したみたいだったが、近郊の病院に行かなければならなく運転ができないので急遽義母にあいに行くことに
夫の両親は離婚していて、いとこが義母にあうのは10年ぶり以上のようだったので、これもなにか神の思し召しだろう
仕事場はアビラの近くなので、彼女を迎えに行って病院での診察が終わったあとについでにアビラ観光
アビラには3回目の訪問となる
もう3回目なので詳しいところは端折るけど、相変わらずアビラ牛を食べ、城壁を外から見学し、街の雰囲気を味わう
私は前回両親が来た時に買いたかったセマナサンタのナサレーノ(nazareno)が買えて満足
それから近くの義母の家で休憩した後近くの町で一杯
ここら辺は国道沿いに小さな村がいくつか連なっていて村人同士みんな知り合いだ
途中散歩していたら、村人が数人集まっていて私たちに声をかけてきた
どうやら道端に小さな蛇を見つけてそれが有毒が無害か知りたいが今携帯を持ち合わせていないので写真を撮って後で確認できるように送ってほしいとのこと
そんなこんなでいろいろ立ち話して、セビージャから来たいとこはここら辺や北部のいいところをいろいろと教えてもらっていた
いとこはセビージャの労働環境が劣悪なところとか口ばっかりで約束を守らないところとか、いつでもどこに行っても人々の叫び声(もはや話し声ではない)でうるさいところとか本当に耐えられないらしい
いや~わかるな~それ
こっちでどこのバル行っても落ち着いていて人々も礼儀正しいところに感銘を受けていた
そんなこんなで夜もかなり更けたころに帰宅
今日は私の友達も交えて4人で鉄板焼きパーティー
そして明日は同じく4人でさらに北のブルゴスへ向かう
もう今日の夕方の時点でいとこはセビージャに帰りたくなさ過ぎて憂鬱になっていた
ブルゴスの様子についてはまたレポートします~