先週は夫の親戚に挨拶をしにセビージャへ4泊してきた
親戚の一部とはもう10年くらい前からの付き合いがあったのだが、結婚してからは初の訪問となる
夫はセビージャの出身で中学くらいの時にマドリードに引っ越してきたのでアンダルシア訛りはほとんどのこっていない
いとこは40人くらいいて、ものすごく所帯が大きな家族ゆえにいろいろな問題もあった、そしてあるらしい
詳しいところまでは聞いていないけれど、この一家でネットフリックスのドラマが軽くできるほどネタには尽きないようだ
そんな家族なので自分の価値観は十分通じないということを頭に叩き込んでマドリードを出発した
着くと知ってはいたけど想像以上にカオスで、スペインのかなりどん底に近い生活を垣間見ることができたという意味ではいい経験になったと思う
とはいえスペイン人、ましてやアンダルシアの人たちなので温かく迎えてくれたし泊まるところも用意してくれたりご飯も作ってくれたりと感謝だ
普段マドリード生活だし、ほかに住んだといっても北の方なので訛りはほとんどなく、久しぶりにものすごいアンダルシア訛りで弾丸トークが5日間続いただけで脳から煙が出て、相手によっては言っていることの半分も理解できず意気消沈した
一日目はセビージャから車で30分ほどの小さな町、アラアル(Arahal)へ
日が出ている時間は暑すぎて誰も人がいない
ここに住むおばさん家族の家で昼食をとり、いとことマリオパーティーで遊んだところで今度はセビージャに向かう
セビージャではおじさんの家に泊まらせてもらう
ここの家には過去3度ほどお邪魔したことがあり、結構個人的にきつい事件が重なった場所でもあるのでなかなかに思い入れが
またこうして戻ってくるとは夢にも思っていなかったので人生ってほんとわからんなあとつくづく思ってしまう
ここのいとこと夫が一番仲が良く、今回の旅の大部分は彼と行動を共にしていた
着いた日の夜はいとこの彼女と4人でロックバーへ
場所は思ったより広く、マドリードみたいにごちゃごちゃしていないうえに観客もとても感じの良い人たちばかりでなかなか楽しかった
ライブで音楽もきけてよい夜を過ごす
次の日は夫と二人でセビージャ市内観光に出かける
以前にセビージャに来た時ももちろんスペイン広場とか大聖堂なんかを見学したのだけれど、せっかく来たのでもう一度記憶をリフレッシュすることに
そして旅で欠かせない、おいしいバルを探しておいしいものを食べるミッションもコンプリート
朝はチュロス
南ではパパ(上の太いの)とルエダ(下の細いの)と言うらしい
マドリードのよりももちもちしていてとてもおいしい
昼は旧市街にあるBodeguilla Romeroというお店へ
これがまたうまいんだ
この新鮮な魚介類はマドリードでは絶対に味わえないので存分に楽しむ
それからせっかくアンダルシアにいるのだからおもいっきりシェリー酒を飲む
これはBarbadilloというワイナリーのマンサニージャで、造り方はフィノと同じなのだけれどSanlúcar de Barramedaという海に近い町で造られたシェリー酒は特別にマンサニージャと呼ぶ
海に近いのでミネラル感が結構あって、フィノよりもさらに軽く飲みやすい
それからアンダルシアといえばハモン、ハモンといえばアンダルシアというくらい特産品だ
こんな色の美しく脂身が透き通るようなハモンはまずマドリードではめったに見かけない
そして噛めば噛むほど口いっぱいにアーモンドのような香りが広がりほんと生きててよかったと思った
このハモンをまたシェリー酒のVORS、30年熟成したアモンティジャードとともにいただく
至福の時だ
とってもいい気分でバルを出た後町をふらふらして、せっかくアンダルシアに来たのだからとフラメンコを見にタブラオへ
食事やドリンクはなく、本当にフラメンコを楽しむためだけのタブラオで1人20ユーロ
まがいなりにも大学時代4年間フラメンコをやっていた身としてはとても楽しめた
ただ男性のバイラオールがいたらもっとよかったなあと
とてもこじんまりとしてよいタブラオでした
夜はまたバルでタパスを頼み夜のスペイン広場へ
この夜のライトアップの感じがまたきれいなんだよな~
セビージャって馬車が観光客乗せてそこら中走っているのだけど、なんだか馬がかわいそうだしそれに糞もそこら中、バルの前とかにも散らかし放題で普通に不衛生だと思った
帰ってからバルのタパスにあたったのか、めちゃくちゃ気持ち悪くなり吐き気と腹痛に襲われる
というところで長くなりそうなので後半はまた別日に投稿します~