人生いちどきり

後悔先に立たず!美食の街、サンセバスチャンの大学院でソムリエのコースを修了後、スペイン人と結婚して現在マドリード暮らし

クリスマスディナーは義父の家で

昨日はクリスマスイブ

スペインではクリスマスイブに家族みんなでそろって夕食をとるのが伝統

私たちは義父の家でクリスマスディナーをすることに

義父の新しい奥さんは料理上手でなんでも手際よく作ってくれる

今回もクリスマスということでせっせといろいろ料理してくれていた

まずはカバをあけて前菜のハモン、チョリソ、サルチチョン(サラミみたいな)をつまむ

aperitivo

そしてこちらが夕飯

cenanavideño

スペインのクリスマスといえばとにかく魚介

豪華にエビの塩ゆで、大き目のエビの鉄板焼き、アサリのソース煮込み、ヤリイカのソテー、ムール貝、ホタテそして蟹!

私としたことが白ワインではなく義父の大好きなリベラ・デル・ドゥエロの赤を持って行ってしまってごはんと飲むワインがなくなる

次の日にはムール貝が4つとアサリが少し残ったくらいでこれだけの量の魚介を4人でほとんどすべて平らげた

そして食後にはこれまた義父がいろいろ買っておいた蒸留酒

licores

この右の手前にある蒸留酒はマドローニョという実からつくったもののようで、初めて飲んでみたのだけれど甘くておいしい!

このマドローニョはマドリードの地名の由来にもなったほど昔からたくさん生えていたようでラベルにある熊とマドローニョの樹の像はソル広場にも立っている有名な待ち合わせスポットだ

そんなこんなで夜は更けて今日は義父が爆音でかけるビジャンシーコ(スペインの伝統的なクリスマスソングのこと)で目覚める

そういえば毎年これが恒例だと言っていたな~

お昼ご飯も奥さんにおいしーいものを作ってもらって食べてばっかりのクリスマスに

毎回義父の家に行くときはそうなのだけれど、奥さんはイラン人でスペイン語はそこまでできるほうではなく、四六時中ペルシャ語でしゃべるのでさっぱり会話の内容が理解できないのがちょっときついかな~

夫は母親がイラン人でペルシャ語は日常会話なら理解できるし、義父はペルシャ文学学者で当然ぺらぺらなので私一人だけいつも蚊帳の外

英語かスペイン語ならまだしもペルシャ語はさすがにできないな~

まあ毎回おいしいごはんが食べられるので全然気にしないけど!

 

ところで先週から新しい仕事が始まった

車での通勤も今のところ何とかなりそうで、お店も小さめでチームも4人と少ないので少しずつ慣れていければいいなあ

今週からさっそくお店に一人で立たされるけどスペイン人のお客さんの忍耐力はものすごいのでできないことがあっても怒ったりクレームになったりはならないはず

これでソムリエの端っこに立てたかなと思うとちょっとうれしいかも