先日に引き続き今度はマドリードの北部にあるリベラ・デル・ドゥエロ地域のワイナリーを見学してきた
リベラといえばリオハと並んでマドリードでよく飲まれていて、リオハと比べると同じテンプラニージョがメインだけどもっと力強くて骨格があるかんじのワイン
実際のところ私はものすごく好きというわけではないのだけど、せっかく車で2時間ちょっとでいける距離にあるので日帰り旅行気分で遠出
今回見学したのはPortiaというワイナリーで、こないだのマドリードのワイナリーとは打って変わってかなり商業的なワイナリー
同じグループ会社によくスーパーでも見かけるFaustinoというワイナリーがいたりと規模もめちゃくちゃ大きい
サンセバスチャンからマドリードによくバスで向かうときに、高速沿いにずいぶん大きなボデガあるな~とずっと気になっていたのだけどそれがPortiaだとは予約した時には全然気づいていなかった
さて、まずは受け付けへ向かう
駐車場も完備されていて入口までの道筋もかなりわかりやすく示されている
中に入ると近代芸術の作品が高値を付けられて展示されていた
このワイナリーは上から見ると星のような形をしていて、星は5つ支柱があるのに対しこちらは3つ
ワインのエチケットについているマークがまさにワイナリーの形になっている
発酵、樽熟成、瓶熟成とそれぞれのエリアにそれぞれの機能があてがわれている
収穫したブドウを乗せたトラックはそのまま屋根の上に上がり、そこから除梗機へとおとしこまれる
かなり構造上よく考えられた建物になっていた
ワイナリーの周りにはVSP仕立ての畑が取り囲むように配置されている
このほかにも株仕立ての畑がまた別の離れたところにあるという
このワイナリー単体では全部で160ヘクタールを所有しているとのこと
樽熟成の場所
両脇に見える赤い光は人口の光ではなく窓が赤いすりガラスになっているから
このワイナリーを手掛けた建築家は、この空間を教会と見立てて設計したらしい
そういえばこの地域は右寄りの人たちが多いということを思い出した
こちらは瓶熟成の場
イギリスの図書館をモチーフにしているらしく、天高く本が積まれているようにボトルも背の高い本棚に入れて熟成したらかっこいいんじゃん?ということでこの貯蔵方法
たしかにこれだけ瓶が敷き詰められていると圧巻だ
このあと白1杯、赤2杯を試飲してツアーは終了
白はリベラのものではなくルエダのベルデホで、同じくPortiaがまた離れて持っている畑からとれたものだった
ツアーを終えると暑さもあってどうしても冷えたコーラが飲みたくなった
Lermaという町が近くにあるのでちょっとそこに寄ってみようということになる
この写真はパラドール(国営の宿泊所)
いつもサンセバスチャン-マドリード間のバスから見えて気になっていた町なのでちょっとでも立ち寄れて満足
だがしかし暑すぎてなにも見る気にもならず本当にコーラだけバルで飲んでそそくさと車に戻る
ということでPortia、車でのアクセスはかなりよくワイナリー内もきれいで居心地がよかったので観光で立ち寄る際にもおすすめ!