人生いちどきり

後悔先に立たず!美食の街、サンセバスチャンの大学院でソムリエのコースを修了後、スペイン人と結婚して現在マドリード暮らし

スペイン 学生ビザがおりました! - 前編 入学準備 -

こんにちは!

来年の1月からスペイン北部の大学院でワインマーケティングについて勉強することとなりました

このコロナ禍で学生ビザがおりるか心配でしたが、無事第一関門突破いたしました

学生ビザの申請はいろいろな方がブログなどで紹介されているかと思いますが、こちらでも簡単に備忘録として記そうかと思います

前編は入学準備から

 

※こういった役所関係の書類は変更になることがありますので、こちらのブログはご参考程度でお願いします。詳細や最新情報はスペイン大使館や関係機関へお尋ねください。

 

bahia

大学院入学準備

まず学生ビザを申請するためには当然のことながらどこかの学校に入学許可をもらっていなければなりません

大学院が始まるのは来年の1月ですが、いろいろ調べ始めたのは去年の12月とかだったかな

大体入学1年前くらいから学校のホームページに目を通したり必要な書類や受験要項を確認したりするスケジュール感がよいかと思います

 

で、ビザ申請用紙によると学生ビザの申請には「スペインで認可された教育機関」、「スペイン語の語学コースの場合は、インスティトゥート・セルバンテスに認可されている教育機関」に入学が許可されている必要があるようです

私の行く予定の学校は、ホームページにそもそも「入学許可がおりたら外国人学生へはビザ申請に必要な書類をお送りします」とありましたが、念のため学校にも直接下記について質問しました

 

1. EU外の留学生も受け入れ可能か

2. 入学申請に必要な書類で大学の卒業証書と成績表とあるが、それはtraductor jurado(※)による翻訳をつけるべきか

3. 大学の卒業証書にアポスティーユをつける必要はあるか

4. 入学許可が下りた場合、ビザの申請は可能か

5. インターン期間も滞在期間としてビザの申請が可能か

 

※traductor juradoについては過去の記事をご覧ください

vidasolohayuna.hatenablog.com

 

ビザの申請に関して以外にも、上記のように必要書類に法的な効力を持たせる必要があるかも同時に質問しました

返信をもらうのに時間はかかりましたが丁寧に返信をしてくれて、その結果、授業期間の最初半年とその後のインターン3か月両方をカバーするビザの申請が可能で、さらにアポスティーユやtraductor juradoによる翻訳は必要ないとのことでした

 

一度行きたい学校に目星をつけたら実際に必要な書類を細部まで把握し、さらにビザの申請がその学校のもとで可能かどうかは事前にしっかり確認しておいた方がよいと思います

 

入学申請

実際の入学申請は6月からだったので、6月までに必要な書類をそろえました

必要な書類は

- 履歴書

- 写真とパスポートのコピー

- 志望動機書

- スペイン語に訳した大学の成績証明書と卒業証明書

 

大学の書類は以前homologaciónの申請手続きをした際にすでにスペイン語に訳したものがあったのでそれを使用

問題は履歴書と志望動機書で、重い腰をあげて1か月くらいかけて書きました

スペイン語の履歴書は日本のもののように細部まで書く必要はなく、学歴(大学のみ)・職歴・資格・話せる言語・その他(エクセルのレベルや運転免許の有無など)を羅列するのみで大丈夫

"Curriculum Vitae ejemplos"とかで検索するとテンプレートがいろいろ出てくるのでそれを自分用に改造すれば基本問題ないかと思います

職歴も会社名とポスト、簡単にどんな職種かさえ記入すればOK

 

志望動機書がこれがまた難しく、まずはこちらもテンプレートを調べつつ書きました

"Carta de motivación plantillas"とか検索すると出てくるかと思います

基本的には、誰宛か(大学院のどの学部か、学部長の名前などがわかる場合はそこまで書く)、大学院の住所と基本情報、自分の名前と住所、連絡先を書いたうえで本題の志望動機を書き始めるもののようです

いろいろ検索した結果ワードの3枚も4枚も書く必要はなさそうだったので、簡潔に1枚半にまとめました

内容としては、まあ当たり前ですがなぜその学部を目指そうと思ったのか、なぜほかの学校ではなくその学校でなければならないのか、その学校を卒業することによってどういう未来像を描くことができるのか、などが必要になってくる思います

 

一度すべて書いたうえで、スペイン人のお友達に添削をしてもらいました

余談ですが彼女との出会いもなかなか不思議で、実は現代版ペンパルみたいな友達でまだ一度も会ったことがない

Tandemというアプリでなんとなく会話をはじめ、その後ワッツアップに移行し早1年以上、毎週何かしらゆるりゆるりと会話がずっと続いているのです

なかなかこういうアプリで知り合っても"Hola qué tal?" "Bien, gracias!"で終了なことがほとんどですが、彼女は非常に良識があり頭もよく文章もきれいなのでいつも勉強になっています

次回スペインに行ったら添削のお礼にぜひごはんをごちそうしようと思ってます~

 

それはさておき時間はかかりましたが上の書類が全部そろったので、6月の申請期間が開いた次の日くらいにさっそく応募

 

面接試験

書類審査が通ると次は面接で、書類が通っても通らなくても連絡がいくとあったのでまずは連絡を待つことに

…が7月下旬になっても連絡来ず

もうこれは書類で落ちたな、、、とがっかりし、でもあの大学院高かったし!余計なお金使わなくて済んだからよし!と強がりつつプランBを考え始めていると学校から連絡が

「ある程度皆さんから書類が集まったのでこれから審査に入ります。結果は9月初旬に連絡します。」

とのこと

なんだーーー結局夏休み挟むんかい!ということでいったん9月になるまでじっと待ちました

 

そして9月に入ってすぐに結果が届き、書類に合格したので面接の時間は〇月〇日××時からです、とのこと

5日くらい準備期間があったので、とりあえず以前自分が書いた志望動機を読み返し、どんなところから質問が来てもいいように頭の中でシミュレーション

 

当日は一応上だけスーツを着用し(ズボンはジャージ笑このご時世あるある)、zoomみたいなサービスでオンライン面接に臨みました

とても雰囲気がやわらかそうな女性が2人あらわれて面接が始まりました

履歴書とか志望動機書からいろいろ質問がくるのかな~!ばちこい!と構えていると、「ではあなたがうちの学校に必要だという結論に至るよう、私たちを納得させてくれる?」といきなりスピーチを要求

一瞬思考停止しましたが、自分がなぜその学部を志望するのかを志望動機書に沿った内容で話始めるととても温かい空気で2人とも聞いてくれました

 

結果の通知

書類選考に結構時間がかかったので(単に夏休みを挟んだだけだとは思いますが…)面接の結果も1週間くらいはかかるだろうと思っていたら、翌日くらいに即合格の連絡がきました

後で学費にも換算される、初期費用をいくらか払うとすぐにビザ申請用に公式な通知の準備を始めてくれて、その後2週間後くらいでメールにて添付された責任者署名付きの書類が送られてきました

 

 

とまあ学生ビザ申請に必須の入学許可がおりるまではこんな感じでした

続いて後編はそのほかの書類についてご紹介しようかと思います!