人生いちどきり

後悔先に立たず!美食の街、サンセバスチャンの大学院でソムリエのコースを修了後、スペイン人と結婚して現在マドリード暮らし

日本から送ってもらった荷物が税関に引っかかった場合

よくスペインに暮らしている人のブログを読んでいると、

日本から荷物を送ってもらったものの税関に引っかかって

取りにいくのにものすごく苦労した話をよく見かけますが

私も同じように魔の手紙が税関から届きました

aduana

今回は事前に母に送ってもらうように準備していた夏服と靴です

食べ物も化粧品もなにも入っていないので

問題ないだろうと思っていましたがだめでした

上の手紙には要は

1. 指定の用紙に記入したもの

2. 身分証明書のコピー

を所定のウェブサイトに張り付けて送付してくれ

ということが書いてあります

 

で、所定のサイトに新規登録していろいろいじっていたのですが、

今回の問題としては送付先を家主の名前にしてしまったこと

新規登録する際に身分証明書番号が求められたのですが、

送付あての名前のものとは知らずに自分のパスポート番号を入れてしまいました

この身分証明書番号、一度登録するともう取り消せないらしく、

しかもメールでわざわざデータの変更を申請したのに

「ウェブサイト内で簡単にできますよ~」としか答えてくれず

できないから聞いてるのに…!

 

もうここはえーい税関まで直接行ってやろうということで

今日税関に行ってきました

場所はマドリードだとMetro Línea 5の終点、Alameda de Osunaという駅から

歩いて15分ほど

東京でいう品川の倉庫地帯みたいなところです

 巨大な建物に"Correos"とかいた黄色い看板が目印

入口はほぼ不可視のレベルで小さい

ここからして全く不親切感が漂う

 

中に入るとこれまた超分かりにくいオフィスがあって、

"Aduana"と書いてあるほうが今回問題のオフィス

手紙が届いたことと書面上の宛先が自分自身でないことを説明

すると、宛先にある人物のIDコピーと委任状が必要と一蹴される

めちゃくちゃ感じの悪いおにいちゃんで、

書類がなければ手続きができないと一点張り

きっと欲求不満だな、このおにいちゃん、イケメンなのに

とりあえず家主にWhatsappで事情を説明して

書類の写真を送ってもらうよう依頼

ところが運の悪いことに彼女も出先で今手が離せないとのこと

帰宅時間は14時、そのころまだ11時

こんな何にもないところで3時間もまってられないぜ!!!

 

ふと受付をみるとさっきのおにいちゃんじゃない

別のお兄さんにかわっていた

ためしに同じように説明すると、

「OKじゃあこの書類に記入して受け取り人のID見せて」

とあっさり手続きを進めてくれる模様

さっきまでのはなんだったんだ一体…

とりあえずお兄さんに従って書類を記入、

IDはビザの申請時に受け取ったNIEの証明書を見せてみた

紙っぺら1枚の証明書なので有効か心配だったけど

ちゃんと調べてくれて正当な書類として認めてくれました

 

書類には内容物がオンラインなどで購入したものか

単に私的使用のものかなどを選ぶ箇所があるのですが、

今回はc) Efectos Personales の"Exceso de equipaje"(荷物超過分)

にチェック

この場合、来た際の飛行機のEチケットが必要らしく、

まだちゃんと携帯のメールに保存されていたので

無事見せることができました

 

そうしてやっと許可が下りて、30€を支払って手続き終了

自分の荷物なうえにこんな辺鄙なところまで来させて

おまけに最初のおにいちゃんの対応もクズだったくせに

30€払わせるとはやっぱりスペイン面の皮厚すぎ

今回の場合宛先と受け取り人の名前が違ったので

その場で直接受け取ることはできず

明日か月曜頃までには自宅にちゃんと届くようにしてくれると

言っていました

 

5年前も同じ手紙をもらって取りに行く時間もなく

結局パケットは日本へ帰ってしまったことがありました

保管期間も2週間ちょっととかなり短めなので

手紙をもらったら早めに行動するのが一番

 

そもそも宛先を自分の名前にしてもらっていれば

こんな面倒なことにはならなかったんだけどね…