昨日はサンセバスチャン独自の祝日で、授業もなかった
スペインはこうやって結構地域ごとに祝日が違くて、マドリードはマドリードで確か5月くらいに1日休みがあったと思う
本来ならTamborradaという太鼓をどんどこ叩いてドノスティを称えようみたいなイベントがあるらしいのだけれど、今年は去年同様中止に
小規模でパレードのみ行われたそう
私も本当だったらパレードだけでも見に行きたかったのだけれどなんとコロナで陽性になってしまった…
ここにきてからずっと一人で見知らぬ土地で、母語でもないスペイン語を駆使して銀行口座開設したり定期券の申請したり住民登録するための書類集めたりワクチンパスポートに必要な手続きをしたり学生ビザの手続きするための必要書類を集めたり役所の予約とったり…
しかも送金で使おうと思っていたアカウントの住所登録を日本のにすべきところをスペインのにしてしまい必要な書類が用意できず本人確認が通らなかったために送金が自動的にキャンセルされ絶望していたところに追い打ちをかけて、学費を払うのでクレジットカードを使用したらそれもエラーになってしまいカード会社へ電話しなければならなくなり…
そして先週から学校も始まって、できるだけ早く馴染もうと一生懸命全速力で突っ走ってきた結果かなりストレスが溜まってたんだと思う
そこに少しでもウイルスが入り込んだらまあそりゃあもう闘う力も残ってないわなあと…
日曜日になんとなく喉がおかしいな?ということになってfrenadolという薬を飲みながら安静にしていた
月曜日に起きたらなんとなく頭が痛いかも?!ということで、まあ一応熱でも測ってみっぺ、と思ったら38.3℃でこりゃまずいぞと
熱、頭痛、喉の痛みということで学校に連絡したら一応薬局の抗原検査をやってOsakidetza(バスク地方の保健所、Centro de Salud)のページを参照して連絡した方がよいと言われたのでその通りにした
家のすぐ下に薬局があるのでそこで2ユーロの抗原検査を購入し鼻に棒を突っ込んで検査したところなんと陽性判定 がーーーーん
Osakidetzaのサイトを見るとフォームに記入したら向こうから連絡が来るとのことだったのでおとなしく記入し連絡を待つことに
やっと午後2時過ぎに保健所からSMSで連絡が来て、PCR検査を17時半に指定の場所で受けてください、とのこと
指定された場所が自分の家の近所の保健所ではなくPCR特設会場みたいなところで歩いて25分…
抗原検査で陽性が出ているのでバスやタクシーを使うわけにもいかず、熱がある中25分歩きました泣
会場に着くと棒と検査薬が渡されてまたここでも自分で鼻に棒を突っ込んで検査薬に浸したものを提出
会場の看護師や係員とのコンタクトは0で、結果はメールで送られるとのこと
夜8時過ぎ頃にSMSが来て、やはり陽性判定
7日間おとなしく家で隔離されてなさいというメッセージと、Osakidetzaのリンクが送られてきた
症状が悪化したらすぐに連絡するようにとあったが幸い次の日には熱も下がり頭痛もなくなっていたのでその必要はなかった
学校はオンライン授業にも対応していて、このPCRを受けに行ったとき以外はすべて自宅から受けることができた
でもところどころよく聞こえないし板書も全然見えないし、理解度はいつもの半分以下
ただクラスメイトがほんとにいい人たちで、ワッツアップのグループチャットでコロナになったことを伝えると、「大丈夫?!まずはゆっくり休んでね!」とか「必要なものあったら連絡してね!」とか「みんなが通る道、もしくは通ってきた道だから、あなたは一人じゃないよ!」とかほんとにやさしい言葉をかけて気遣ってくれた
やっぱりスペイン人(とベネズエラ人とアルゼンチン人もいる)のこういうところが好きなんだよね
前の日くらいに買い出しにはたまたま行っていて、米もパスタもパンもちゃんと買っておいたから食べ物がなくなるということはなさそうだったので、必要なものはそろっているから大丈夫!と返信したのだが、本当に心配してくれたクラスメートの何人かがこんなものをわざわざうちまで車で届けに来てくれた!!!
両親がバルを持っているクラスメイトがいるので、そこの商品だそう
めちゃくちゃ質がよさそうなので総額40ユーロくらいはしそうだ…冷や汗
こんなに良くしてもらった分、もし彼らが困ってたりしたらもう全力で助けたいという気持ちになった
こうやってやさしさが連鎖していく社会になればいいなと思った今日この頃
隔離を解く際は特に新たにPCRも必要なく、7日間経って症状もなければ月曜日にはまた授業に戻れるらしい
とりあえず軽症で済みそうでよかった…
いやむしろインフルエンザのほうが10倍はきついかもしれない