人生いちどきり

後悔先に立たず!美食の街、サンセバスチャンの大学院でソムリエのコースを修了後、スペイン人と結婚して現在マドリード暮らし

教習所に行ってみた

私は昔から車を乗り回している人に対して憧れを感じていて、18になると同時に運転免許を取得したものの、実際に自分で乗ってみたら怖くなりそこから10年以上ペーパードライバーと化したのだった

そんな中スペインに来る直前にそろそろペーパーから卒業したいと思うようになりペーパードライバー教習を受講、そこからうちのかわいいフィアット500で練習してやっと普通に車が乗れるようになった

ちなみにペーパードライバー教習は教習車もしくは自宅の車で練習させてくれて、苦手な部分(駐車とか高速道路とか街中の狭い路地とか)の練習に徹底的に付き合ってくれるのでとても助かった

特に運転に対する恐怖心を取り払ってくれて、結構高かったけどやってよかったなあと思う

 

そしてスペインに来る前に国際運転免許証を取得しておいた

運転免許試験場で有効期限が切れていない運転免許証とパスポート、渡航を証明するもの(航空券の予約チケットとか)などを提示すればその場ですぐに発行してくれる

で、困ったことに他のヨーロッパ諸国同様スペインも左ハンドル右車線、さらに主流はオートマではなくマニュアルという三拍子そろった難しさで、彼や友人に運転を教えてもらうのはまだちょっと怖いなということに

そこで近所にある自動車教習所で日本でも行ったペーパードライバーの教習みたいなものを受けることにした

スペイン語ではそれをreciclaje(レシクラヘ)というらしい

1回45分で料金は35ユーロ

日本の教習に比べたらちょっと割安なのかな

 

実際に運転してみるとまずめちゃくちゃ右側に寄っていると何度も指摘される

自分でも全然気づかずかなり無意識だったのだがやっぱりいつも右ハンドルなので右側の車線が見えていないとなんだか不安な気持ちになるということが分かった

それからマニュアル車には全然慣れていないのでそこの切り替えにもめちゃくちゃ頭を使わなければならない

そして教習はもちろんスペイン語なので、こっちはシフトレバーの切り替えであたふたしているところを母語以外の言語で会話すると頭がもうパンクしそうになるということも分かった

そして日本では経験したことのないロトンダrotondaという曲者もまた厄介だ

信号をつくる代わりに交差点を円状にしてそこをくるくると周回することで出たい方向に進むというものである

おそらく慣れちゃえば信号より危険も少ないのかなと思うけれど、いつ車の流れに合流したらいいのかタイミングを見計らうのが難しくこれも経験を積み重ねなければと思う

rotnda

ロトンダ

こうして一生懸命運転の練習をしているのは、もし今声をかけてくれているワイン屋さんで実際に働くことになった場合、うちからの交通手段が皆無といっても過言ではないところにお店が位置しているからである

車を買うとしてもおそらく中古車でオートマにすると思うが選択肢は多いに越したことはないのである

本当はこの店舗ではなくて本店の方で採用してくれたらそれが一番ありがたいけれど、備えあれば憂いなしということで今から準備している

もうちょっと慣れてスムーズに運転できるようになればいいなあ~