昨日はスペインで初めてシードルバーなるものに行ってきた
シードルはご存じの通りリンゴからつくられる微発泡性のお酒で、フランスやスペインの北部でよく飲まれている
スペインだとシードルはバスク地方のご近所のアストゥリアスのものは知っていたが、バスク地方でも結構飲まれるらしい
クラスメートのバスク人の子が予約を取ってくれて、計6人で行った
ちなみに予約を取ってくれた子は都合が悪くなったらしく結局これなくなり、本物のバスク人がいなくなったためシードル屋に入ってもみんな仕組みがよくわからず
お店の人やタクシーの運転手の情報によると、本来は大樽の蛇口が空いている間にみんなで席を立って一人ひとり自分のコップに少しだけ注ぎ、ちびちび飲んではまた注ぎに来るというシステムだったらしいのだが、昨今のコロナの影響でお店の人が代わりにジョッキに注いでテーブルに運んできてそれをみんなで分けるという仕組みに変更になった
それから定番の食べ物はタラのオムレツとステーキらしく、これはどのシードル屋に行っても必ず提供されるとのこと
タラのオムレツの塩加減とタラの触感が絶妙でめちゃくちゃおいしかった
ステーキはバスク地方ではどうやら焼き加減はかなりレアで出てくるらしく、真ん中の方とかほとんど火通ってないくらいの勢いだった
私はちょっと苦手なので自分の部分だけもう一度焼き直してもらったのだが、試しに少しだけレアの部分を食べたところそっちの方がお肉が柔らかくておいしかった
やっぱり何事にも理由があるんだな
バーベキュー大国アルゼンチン人も2人いたのだけれど、彼ら的にはもう少し肉の量が物足りなさそうだったが味には満足しているようだった
後ろの席に座っていた団体はまさにバスク人男子の塊で、しまいには腕相撲を始めたりしていた
バスク人男性はめちゃくちゃ力が強いことで有名で、ラケットとかを使わず手で直接ボールを投げあうテニスのようなスポーツや、ひたすら薪を割りまくる競技、100キロの玉をひたすら足先から胸のところまで上げては下げ上げては下げを繰り返すスポーツなど毎日テレビで中継している
シードル屋を出てまだ夜になるには早かったので、中心地へ出てバル巡り
帰りの海がやっぱりめちゃくちゃきれいだった
-おまけ-
先日ずっと行ってみたかったワインショップ、Goñi Ardotekaに行ってみた
今回の院のインターン先リストにも載っているお店で、質のよいワインを置いていることで有名らしい
お店はこんな感じ
こじんまりした店内にいろいろな地方のワインがそろえてあって、店員さんも知識がものすごく豊富だった
ブドウ品種や生産地、生産地の土壌や味わいの違いに関して、一つひとつ説明してくれてびっくり
結局4、5本ほど購入してしまった