人生いちどきり

後悔先に立たず!美食の街、サンセバスチャンの大学院でソムリエのコースを修了後、スペイン人と結婚して現在マドリード暮らし

素敵な本屋発見

昨日素敵な本屋を見つけました

よく前は通るけど、ちょっと暗くて小さそうなので

いつも入るのを躊躇していましたが

昨日は中に人が何人かいそうだったので入ってみました

 

この本屋さん、まったく知らなかったのですが

どうも山歩き専門誌がぞろーっと並んでいる本屋さんで

奥までかなり広いんですね~

libreriadesnivel

ここなんてほんの入り口で、見渡す限り本が並んでいます

入口のところには山登りの本メインで置かれていましたが、

奥のほうに行くとこんどは観光ガイドブックがずらり

日本でいう丸善、Casa del Libroもびっくりの品ぞろえ

私は山登りなんてむしろ苦手なのでお呼びでないかと思いましたが

観光ガイドの棚には何時間でもいられるな~というかんじ

 

とくにスペインのコーナーが充実していて

地域ごとにかなりの種類が取り揃えられていました

そんななか私は『マドリード 101のおもしろい歴史』を購入

海外の本にはめずらしくめちゃくちゃ紙の質がよく、

全頁カラー印刷です

地図も世界各国のものが置かれていて、

スペイン語がわからなくてもいるだけで楽しめます

そしてめちゃくちゃ居心地がよい

 

ほかにも自然派スポーツの雑誌やガイドがかなり充実していました

お店の人も感じよかったし、

新しくできた本屋というよりも昔ながらの本屋といった見かけで

昨今の自然回帰ブームをかなり先どってきたような

素敵な本屋さんでした

libreriadesnivel

 

スペインの有名な本屋チェーンといえば先ほども紹介した

Casa del Libroですが、意外と品揃えはありません

浅く広く網羅といった趣旨なんだと思います

私は日本語でも本を読むのが結構好きなのですが

(特に三島由紀夫、かなり読みました)

最近は携帯ばっかりであんまり本を読む人がいないんですね

かなしい現実

 

スペイン人と話したあと日本人と話すと、

教養のなさに愕然とします

別に自分が知識人だと言っているのではなく

ちょっと本を読んでいれば、それから文学や芸術、文化、

世界のことに興味をもっていればなんとなく知っているはずのことも

日本人と話すときょとんとされます

「プラドに行った」といえば、スペイン人なら「どの絵が気に入った?」

と始まり、「私もその絵の前で3時間くらいたちどまっちゃった!」

とすかさず返ってきますが、

日本人とだとなかなかそうもいきません

すくなくとも私の大学のころの友人(日本人)は

みんなそれぞれいろんなことに興味をもっていて、

それはそれは尊敬できる人が多かったのですが

社会にでると別にそうとも限らないようです

まあ一概には言えないんですけどね

 

話はそれましたが、この本屋、中心地にも近いので

マドリードで時間があればぜひ立ち寄ってみてください

 

☸Librería Desnivel

住所:Plaza de Matute, 6, 28012 Madrid

Metro:L1 Antón Martínより徒歩1分