院のカリキュラムも終盤に差し掛かってきたこともあり最近卒論の準備やら次から次へとやってくるテストの準備やらで結構忙しい
そんななかずっと週末家にいてももったいないので金曜と土曜を使って先週カンタブリアへ行ってきた
カンタブリアというとあまり馴染がないかもしれないけれど、スペイン北部の海に面した小さい州で、やっぱり海に面しているだけあって海産物がめちゃくちゃおいしい
日本で言うと富山とかそんなかんじのイメージ
サンセバスチャンから車やバスで3時間半ほどでつく
行きはちょうどよいバスがなかったので、BlaBlaCarというアプリを使って移動
簡単に言うと乗り合い乗車みたいなかんじかな
運転手もとても良い人で問題なく目的地に到着
カンタブリアといえば海産物、特にアンチョビがめちゃくちゃ有名で、中でもサントーニャという街イコールアンチョビという話を聞いたのでこの小さな街に1泊することに
ブラブラカーはこちらから目的地を指定することができず、運転手の掲示した旅程に乗っかることしかできない
なので本当はサントーニャまで行ってほしかったのだが海岸を挟んで向かいのラレドというところで降ろしてもらう
ラレドは本当にザ・スペインの村みたいな感じで住人年齢層もかなり高めだった
街のお店もほとんど閉まっていて、サントーニャもこんな感じだったらどうしようと少し不安になる
とりあえずずーーーと海岸線を歩いて、事前にリサーチしておいた渡し船乗り場まで行ってみる
渡し船は、乗り場というものは全くなく、それっぽい船が近づいてきたのでこれですか?と聞くとそうだという
ほんの5分ほどで反対側のサントーニャに到着
この船、昔からサンティアゴ巡礼の人々にも使われていたらしい
船は意外と10分に1本ほど出ていて結構便利
サントーニャについて、さっそく噂のアンチョビを試しに行く
事前にトリップアドバイザーで調べていたお店に到着
このお店の外ではアンチョビをまさに作っている様子を見学できる
内蔵ごと塩漬けにしたイワシの内蔵をきれいにとり、それをオイルにつけるとアンチョビが完成するらしい
観光案内局に立ち寄ってみると、何とちょうど訪問した週末にアンチョビと缶詰フェスティバルが開催されるというではないか!!!
ということで行ってみた
夜になるとピンチョスとビールの提供もあり中は結構盛り上がっていた
アンチョビ以外の料理にも期待していたのだが、バルに入ってもこれと言っておいしいものはなく
そこはちょっとがっかりしたかな
次の日はカンタブリアの首都、サンタンデールへバスで向かう
特にこれと言ってすることもなかったのだが、とりあえず市場に行ってみる
市場ってその街その街で結構特色があって、スペイン旅行をすると結構見に行っちゃうポイント
ここの市場は期待を大きく上回ってきた
まず、魚しかない!肉はどこ?!野菜はどこ!?!?!というかんじ
確かにカンタブリア海の新鮮な魚がいっぱいあるだろうとは思っていたが、まさか魚しかないとは…!
しかもほんとうにどれもこれも新鮮で、たしかにこの質だったらミシュランレストランがいっぱいあってもおかしくないなあと
実際トリップアドバイザーでレストランを探していたらミシュランマークがたくさん出てきた
昼を食べる場所を確保しなければということで片っ端から電話してみたのだが、どこも満員
そんな中やっとあいているレストランを見つけたのですかさず予約
レストランに行ってみると、ほかに誰もお客がいなくてちょっと不安になる
とりあえず日本で言う定食のような、menú del díaを注文
一皿目に注文した漁師風リゾットを口に入れてこれまたびっくり!おいしすぎる!!
魚がめちゃくちゃ新鮮だし、魚介の出汁もめちゃくちゃきいてて私的には満点をつけたかった
お店の人のサービスは、最初不愛想かな?と思ったのだがいろいろ注文していくうちにだんだん打ち解けてきて、最後は甘口ワインのサービスもしてもらった
対応もめちゃくちゃ早かったしかなりプロフェッショナルなウエイターだった
レストランを出るころには客席も満員になっていてめでたしめでたし
やっぱりスペイン、南より北のほうが断然好きだと実感した旅行だった
今度はガリシアをがっつり巡りたい