昨日は学校についているレストランでワインサービスの実習をした
学校には2つのレストランがついていて、4階のレストランはサンドイッチや軽食からワンプレート定食(デザートまでついて破格の5€)、3階はもう少しフォーマルでミシュランの卵たちが独創的な料理を提供している
両方とも学生が交代で調理していて、さすがバスク地方の料理学校なだけあってめちゃくちゃレベルが高い
こちらは先日4階のレストランで食べたワンプレートランチ
サーモンのパプリカソースかけとニョッキ、アーティチョーク
ちょっと私には量が少なかったけど5€にしてはかなりおいしかった
このプレートを食べるには学校のアプリで予約が必要
結構小さなレストランなので割とすぐに予約が埋まる
昨日はこちらの下の階にあるもう少しフォーマルなレストランで、ワインのサービスをしてきた
もともと調理学部の2年生が調理して提供、ソムリエの役割までやっているのだが、ワインコースの大学院の学生にも実習の機会を持ってもらおうということで先生がセッティングしてくれた
各回2人ずつで、別に強制ではないのだけれど珍しい機会だと思ってやることにした
前日になるとめちゃくちゃ緊張してきて、やっぱりやらなきゃよかったと後悔が押し寄せる
以前日本で割とフォーマルなイタリアンレストランで3か月ほど働いていたことがあるけど、その時につくづく自分はこういう飲食系の仕事は向いてないなあと実感したことを思い出した
ましてやスペイン語でワインの説明なんて…冷や汗しか出てこない
実際にサービスを始めると自分よりも9歳も若い子たちがてきぱき働いていて感心
同じくソムリエの役割をしていた子たちが2人いて、その子たちと一緒に4人でお客さんにワインを提供
一応事前にワインリストが渡されていたから前日の夜に事前調査
当日朝つくと先生がワインを試飲してもいいと言ってくれたので、忙しそうに働いている2年生を横目に今回のサービスのパートナーと2人で朝から飲む
結構面白いと思ったワインがこちら
Nude 2020
スペインの南部、アンダルシアのカディスというところで造られた、品種はティンティージャ・デ・ロタという珍しい品種
Nudeという名前だけあってエチケットもついていないしボトルも透明
品種の果実味を最大限に生かすために極力人の手を入れずに醸造したとのこと
確かに一口口に入れるとぶわっと赤系果実の香りが口に広がって、驚きの1本だった
お客さんは全員が学生ということは承知してやってきているので皆さんとても寛大で、一生懸命説明しているのをやさしい表情で聞いてくれた
経験としてはとても良かったし、達成感も結構あるけれどやっぱり私はホールでワインを注いだり接客をするよりももう少し別の働き方が向いていると改めて実感した