人生いちどきり

後悔先に立たず!紆余曲折あり今はマドリードのワインショップでソムリエとして勤務中

スペインの公共サービスにうんざり

先日郵便局から書留で手紙が義母宛てに届いていたようなんだけど、ちょうど私がシャワーに入っていて出られず不在票がポストに入っていた

fuzai

で、私は日本の感覚でどこに電話をしていつ持ってきてもらうように指定したらいいのだろうかと探していたのだけれどまあ夫が帰ってきたら彼に任せようとそのままにしておいた

それで次の日あたりに郵便局行こうとなったので、再配達はないのかというとそんなものあるかいと一蹴

確かにちゃんと見てなかったけど「不在票が投函された次の日以降郵便局に直接取りに来てください」の欄にチェックがついている

アマゾンや自分が注文したものならまだ配達されることが予期できるけど、いつ来るかもわからない手紙をたまたま一度受け取れなかっただけで郵便局まで来させるか???

しかも家にいなかったならともかくシャワー入ってただけで家にはいたのに!!

これじゃトイレもいけないじゃないか

私が住んでいる町は人口約7万5千人という規模にもかかわらず、郵便局が町に1個しかない

当然郵便局に行くと長蛇の列でただ郵便物を受け取るだけなのに1時間ほど待たされる

そしてようやく私たちの番がまわってきて郵便物を請求しようとしたら宛名が義母のため受け取れないという

だったら配達された際うちで義母の書留を受け取るのもダメなのか?と聞くと住所を一にしていることがわかるのでそれは大丈夫とわけのわからない理屈をつけられる

あのさア夫と私の身分証明書両方とも現住所が記してあるんだけどそれでも証明にならないのかい?

窓口のしがない郵便局員は「これはお上の意向なので…」と引き下がらない

ほんとあほらしいわ

義母が直接取りに来るか(アビラから2時間かけてわざわざ有給をとってこれだけのために)、もしくは義母の直筆で「息子に手紙を代理でとりに行くことを許可する」との紙を書いてもらってそれを写真に撮り、さらにその写真を印刷したものを提出しないとだめらしい

スペインのこういうところが本当に嫌いだ

なんでこんなに非効率的なのだろう

その根底には自分は最低限の働きしかしないで後の仕事は人に押し付ける、というスペイン人の仕事の道義(笑)があるんだよね

自分がお客さんになったときも、それから働く身として上司や同僚と接するときもいつもこれがベースにある

こういうことにいちいち怒っていたらきりがないのでもうこんなもんだと思って受け入れないと精神的にきつくなる

ますます家に帰ってねこちゃんたちの癒しが必要になるばかりだ