日本でも近年おなじみのスペインバルですが、
日本でいうスペインバルとスペインにあるバルは
全く様子が違います
そもそもあんなにおしゃれじゃないし、
あんなに高くないし、あんなにまずくない
むしろ日本で限りなく本物に近いスペインのバルを
経営したいくらい…料理ができれば
ということでスペインでバルはどういった位置を占めるのか
簡単に使い方をご紹介します
といっても肩肘張る必要はまったくないんだけどね
カフェとして使える
バルは基本的に朝から晩まで開いています
スペインは基本的に紅茶ではなくコーヒーを飲む文化なので
バルで朝café con leche(カフェラテ)を飲んでから
仕事や学校に行く人も結構います
ちなみにcafé con lecheはミルクの温度を調節できます
お店によっては「牛乳どうしますかー?」と聞いてくるところも
caliente - 熱く
templada - 熱いのと冷たいの半々
de tiempo - 熱いのを少し冷ましたもの
fría - 冷たく
これで通じます
スペインといえばチュロス、と考える人も多いと思いますが
日本のチュロスは想像してこないことをおすすめします
まずこの形
細いのはだいたいこういった涙型です
そしてこの太いのはporrasと言います
churrosと特に味の差はありませんが見た通り太さがちがいます
porrasのほうがだいぶ脂っこめで、私はchurrosのほうが好きです
これを、チョコレートもしくは先ほどのcafé con lecheに
浸して食べるのがこちら流
churros自体はどちらかといえばしょっぱめです
ビールは大体1.5€
ビールには大きさが2種類あって、
小さいほうがcaña、大きいものをdobleと呼びます
こちらにも写真を載せましたが、
この記事にある大きさのビールがcañaになります
だいたい200mlくらいでしょうかね
このビールで1.5€くらいのところが多いです
2€超すとちょっと高いかな~という印象をうけます
ちなみにcafé con lecheも大体のところで1.5€前後
こちらも2€超えるとかなり高いですね
Sol周辺はさすがに観光地だけあって
大体のお店が2€以上します
いまのところSolで2€を切るお店は1軒しか知りません
…がその1軒の名前を知らないのでまた今度載せます
カウンターとテーブルに分かれている
大体のバルはカウンターとテーブル席に分かれていて
出しているメニューや値段などが違うこともあります
テーブルの方はちゃんと座って食事をする場所、
カウンターはちょっと数杯ひっかけるところです
例えばテーブルが満席の時は
まずカウンターで立ち飲みしつつ順番を待つこともあります
テレビとスロットがある
スペインのほとんどのバルにはテレビがあります
テレビがなければバルと呼んではいけない、
もしかしたらそんな法律があるのかもしれません
もちろんサッカー観戦のため
サッカーは有料チャンネルかバルでしか観戦できないようです
そりゃあこそこそ家で有料チャンネルみるより
バルで盛り上がったほうが断然楽しいということで
おそらくバルの集客率を上げる戦略と思われます
それから簡単なスロットマシーン(tragaperra)も必ずあります
だいたい遊んでいるのはおばちゃんおじちゃんですが
これもスロットがなければバルとは呼んではいけない
という法律があるのかもしれません
これからもおいしいバルをぼちぼち紹介していこうと思うので
是非マドリードに来た際は立ち寄ってみてくださいね~