人生いちどきり

後悔先に立たず!美食の街、サンセバスチャンの大学院でソムリエのコースを修了後、スペイン人と結婚して現在マドリード暮らし

アジア系の容姿でよかったと思うこと

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※この記事の内容と猫は一切関係ありません

 

私は典型的な日本の顔をしている

いや、もはや近年「典型的な日本」というものも存在しないのだけれど

なんというかな、所謂アジアの顔というか

西洋の面影がまったくないといえばいいのか

とにかくスペインにいると目立つ

 

高校生くらいのころから親に連れられてよく

ヨーロッパに旅行に行ったりしていたのだけれど

そのころは正直自分の容姿にものすごくコンプレックスをもっていた

コーカソイド系の人々の中にいるとその違いを

びしゃりとたたきつけられるというのかな

チェコでカフェに入っても店員に相手にされないのは

このアジアの容姿のせいだと思っていた

つい最近の留学中でさえもなんとなーく心の奥底に

アジア系=下に見られがちという観念が漂っていたのも事実である

そもそもこの劣等感はどこから来たのかよくわからないのだけれど…

 

でも今回スペインに来てその考えが覆されようとしている

他の人(現地のマジョリティー)と違う=目立つまでは同じだけれど

目立つことで一発で存在を覚えてもらえるというメリットがあることを知った

インターン先のオフィスには40人ほどメンバーがいるのだが、

多分全員が初日に私の顔と名前を覚えてくれていたと思う

逆にこちらがなかなか全員のことを覚えられなくて

オフィス以外のところですれ違いざま

向こうが挨拶してくれるまで気づかないことも

 

それから多くの人は

この容姿からスペイン語がでてくることを予期していない

よって、ちょっと会話するだけで、下に見られるどころか

逆に一目置いてくれるというかいい意味で面白がられるというか

得した気分

 

私は昔から皆々と同じようなことをするよりも

オリジナリティーがあるほうが好きだった

今スペインに来て、日本人であるということが

一つの個性になっている

こちらが両手を広げて相手の懐に入っていけば

向こうも大体受け入れてくれるということも分かった

同じ物事も見方によっては違う側面を見せる

そんなことを学びつつある毎日である

 

(人種や民族の話をするのはあまり好みませんが

ポジティブな気づきだと思ったので記事にしました

それから写真は大家さんが飼っている猫

よく気づくと部屋に入ってきてベッドでまたーりしている)