人生いちどきり

後悔先に立たず!美食の街、サンセバスチャンの大学院でソムリエのコースを修了後、スペイン人と結婚して現在マドリード暮らし

休日はあてもなくふらりお散歩

今日は三連休最終日

家にいてもつまらないので街を散歩

 

今回の散歩の目的はとりあえずFuencarral通りで

セーターを買うことだったのだが(日本から持ってきた3枚を

これでもかというくらいに着まわしているので)

結局大したものは見つからなかった

 

Fuencarral通りはTribunal駅(L1, 10)あたりからGran Víaに突き当たるまでの通りで、

おしゃれな店が立ち並ぶことで有名

併せてすぐ近くのChueca地区(東京でいう新宿二丁目??)も

地球の歩き方やその他ガイドには必ず掲載されているおしゃれ地区

 

これといったセーターがなかったので

しょうがないからSolのOrangeでSIMカードのチャージ

まだ帰るには早いのでもう少しあてもなく歩くことに

 

新たなミッションは、Google Mapを一切見ないこと

直感でふらふら歩いて疲れたらメトロにのって帰る

その結果、私の直感(と少し標識を見た)は

Tirso de Molina、LavapiésそしてEmbajadoresからLegazpiへとたどり着いた

東京でいうと新宿から代々木を通り越して代官山に行く感じの距離感かな?

 

Lavapiésはよく聞く地名だけど実際に行ったことはなかった

まあよくある住宅街ってかんじだったけど、

やたらとインド系の人々が多かった

Lavapiés... 直訳すると足洗い、そういえば洗足学園ってあったな~

キリスト教系の学校だったっけ…

 

散歩中横断歩道で信号待ちしているときにふと足元を見ると…

versosalpaso1

前回までこんなもの気にも留めていなかった、

というか「赤信号では渡らないでください」みたいな

注意喚起くらいにしか思っていなかった

だがよく読んでみると、なんだか素敵な言葉がかいてあるではないか

"ERES RECUERDO BLANCO. NADA PESA ENTRE MIS MANOS

Y SIN EMBARGO TE PUEDO RETENER" -Victoria Zárate

「あなたは真っ白な思い出。私の手中には何の重さもない

それでも記憶に留めておくことはできる」

(訳はあくまでこんなかんじかな~というものなので

気にせず読み飛ばしてくださいな)

 

また少し歩くとこんな言葉も

versosalpaso2

 "NO ME IMPORTARÍA HACERTE RUTINA"

-Irene Hurtado Vaquerizo

「あなたなら"いつもの"になったって構わない」

 

これ、マドリードの行政が民間人や詩人といっしょになって

進めているプロジェクトだそう

なんて粋なんだ

すべての横断歩道に言葉が書いてあるわけではなく、

ランダムに表れるので街歩きの際には少し気にかけてみては?

一応すべての箇所を示したマップもあるみたいだけど

 歩いていてたまたま見つけるほうが楽しさが増すんじゃないかしら

 

そうこうしてるうちにLegazpiへ到着

Legazpi、昔からちょっと気になっていた、語感が

Princesa Legazpiみたいなおとぎ話にでてきそうだなーと

(あくまでも個人の見解です)

実際は征服者Miguel López de Legazpiから来たらしいけど

 

まあここもなんてことはない、バスが行き来する

大き目の交差点みたいな感じなんだけど

一つだけ、ちょっと今度時間を割いていってみたいものが

それはMatadero Madrid

以前の屠殺場を改装して現在は文化センターになっているとのこと

たしかに、屠殺場っぽい無機質な感じがする

matadero

 いろいろなイベントをやっているみたいなので、

またちゃんと調べて後日行ってみようと思う

…なんだかよくわからないけどふと長崎の出島を思い出してしまった

 

ずいぶん家から離れてしまったので

まだ歩けるといえば歩けたけどとりあえず帰路につく

今日もマドリード愛がとまらない