最近ごはんを食べるときに必ず見るのがアニメ
だいたい25分で1話なので手軽でちょうどよい
以前はアニメなんてエヴァ以外ほとんど見たことがなかったけど、去年「MONSTER」を見てから徐々にほかのアニメも見始め、今では欠かせないリラックスアイテムになっている
日本にいるとなんとなくアニメ文化=オタク文化みたいなちょっと閉鎖的で入りにくいカテゴリーだなあと倦厭ぎみだったけど、MONSTERをみてアニメって芸術なんだ!と気づいた衝撃的な作品だった
映像をはじめ、声優さんたちの素晴らしい演技や音楽まで、どの作品もそうだけど細部にまでこだわりが感じられる
今思えばほぼ初アニメとしてMONSTERをチョイスしてくれた夫、さすが笑
夫のアニメ歴は長く、見た作品数も膨大
それでいて海外のアニメファンには珍しく、日本語を学び始めてからアニメをみてはまったパターンの人間だ(普通はアニメを見て日本語に興味を持つ人が多い)
最近素晴らしいと思ったのは「鋼の錬金術師」
この作品なんて小学校のころから周りの友達で見ている子はいたし、もちろん名前も耳にしたことが何度もあったのだけれど、こんな大人な作品だなんて知らなかった
第一期も第二期もみたけれどほんとに両方ちがって両方いい
なんたって物語が簡潔にまとまっているし、主人公兄弟の成長ぶりが本当にうまく描かれているし、アメリカ映画でよくあるような単なる善悪という二項対立ではなくそれぞれがそれぞれの使命や考えに基づいて行動していて敵味方という単純な話で終わらせないのがとてもよかった
そして特に第二期、最終話に向けてのクライマックスが素晴らしすぎる
これどうやって回収するのかなと思ってみていたけど、見事にきれいに収まって感動した
いままで邦楽なんてほとんど聴かなかったのに、アニメのOPやEDの主題歌をがんがん車でかけるようにまでなった笑
それから「Steins;Gate」もよかったし、今見ている「蟲師」もすばらしい
もうそろそろ「蟲師 続章」も見終わってしまうので今から次何にしようか相談している
「名探偵コナン」は自分一人で見ているのだけれど、さすがにすべてを追うのはしんどかったので1-200話を見終わった後は重要回だけかいつまんでみるようにしている
映画は全部見たけどね
日本はどうなのかちょっとわからないけれど、おそらく世界中のアニメファンが持っているだろう"My Anime List"というアプリがあって、そのアプリでは自分がどんなアニメを見たか評価をつけられたり、声優をチェックできたりその声優がどの別の作品に出ているのかも見られたりする優れものだ
夫も、夫の友人もこれに登録していて、何百ものアニメが登録されているからびっくり
しかも夫のイラン人のいとこまで同じアプリをもっていて、このアプリのコミュニティの広さに驚く
日本のお偉いさんたちもアニメ文化が世界でクールだと騒がれていることに乗じてとんちんかんなキャラクターを作り出したりなんだかしているけど、ここまでアニメが世界でひろがったのも元はといえば地道にただ趣味でネットに動画をあげたりそれに無償で字幕をつけたりしていた人たちであって、日本のメディア統制というか海外からは閲覧できないようにする必死な努力と相反する様子は滑稽だ
こうやって夫婦でお互いの趣味を共有できてよかったなあと思う
もともと趣味が全く一緒なのもそれはそれで楽しいけれど、それぞれがお互いに影響しあって最終的には同じものを共有しているのもそれはそれで悪くないな~と
自分の世界がひろがったわけだし、逆に彼はそこまでワイン詳しくなかったけれど今では私のおかげで(笑)マリアージュを十分に楽しんでいるようだし
(今まで飲んでいた安いワインに戻れなくなったと冗談半分で小言を言われたことはあるけれど…)
ん~次はなんのアニメを見ようか…