スペインのオリーブオイルといえば日本のお米みたいなもので、オリーブオイルなくしてはまともな食生活がおくれない
そんなオリーブオイルが最近の物価上昇に乗じてものすごく高くなっている
どうやら去年の同じ時期と比べて1.5倍になっているとの報告もあった
オリーブオイルの中でも主にエキストラバージンオイル、バージンオイル、ただのオリーブオイル、オルホ(搾りかす)の4種類の項目があるのだが、ただのオリーブオイルが昔のエキストラバージンオイルと同じくらいの値段になっている感じだ
この左のカルボネル、日本でもよく見かけるけど、この色のオイル(つまりただのオリーブオイル)で5リットル約40ユーロ(つまり約6000円)だから驚きだ
しかもoferta、お買い得値下げ商品と銘打っているから本当はもっと高い
このスーパー、同じ系列のガソリンスタンドで30ユーロ分ガソリンを入れるとスーパーで50ユーロ以上購入した際に8ユーロの割引券というのがついてくる
ということで最低限の30ユーロのガソリンを入れ、さらにこのスーパーの10周年記念とのことで10ユーロの割引券をもらったのでこれと併せて18ユーロの割引
この18ユーロの割引を使って50ユーロギリギリ分の、オリーブオイル5リットルとそのほか猫の砂などほんの少しの日用品を購入することで32ユーロでお買い物をすることができた
毎日特売品や割引をうまく活用しないと家計に響く…
この割引で炒め用にいわゆるただのオリーブオイルを購入し、エクストラバージンオリーブオイルはセビージャの農協みたいなところのオンライン通販で買った
値段は同じでもスーパーでうっているもののと比べて質が数百倍で、香りの強さが全然違う
これをサラダや加熱しない時用のスペシャルなオイルとして大事に使っている
ちなみにただのオリーブオイルは時間のある時にニンニクを5球ほどと青唐辛子6本くらいをみじん切りにしてこのオイルで揚げ、出来上がったフレークとオイルを分けて瓶詰に保存している
こうすることでオイルにはニンニクと唐辛子の香ばしい香りがつき、フレークの方はお肉にかけたりカリフラワーをオーブンで焼いたものにかけたりとスペイン版ふりかけのようにして食べられる
ちょっと手間はかかるけどこれぞスペインの味という感じでとてもおいしい
それにしてもスペインは断トツでオリーブオイルの生産が世界一なのになんでこんなに高いのやら。。。
しかもスペイン国外で買ったほうが安く買えるという情報もちらほら耳にするではないか
日本ではオリーブオイルはイタリアみたいなイメージがあるかもしれないけど、イタリア産と称して売っているオリーブオイルの多くはもともとイタリアがスペインから安く買い付けたオリーブオイルをイタリアでいいかんじにパッケージしてちょっと高く売っているというから本当に情けない
国として足元しか見ないで今日何とか生きられたら上出来という政策をこのまま続けているとどんどんひどいことになるぞい…