人生いちどきり

後悔先に立たず!美食の街、サンセバスチャンの大学院でソムリエのコースを修了後、スペイン人と結婚して現在マドリード暮らし

やっと在留カードを手に入れた!!!

今日やっと在留カードを手に入れることができました!!!

いやあほんとに長かったなあ~

結婚すると決まっていろいろ動き始めたのが去年の1-2月、1年かかってようやく手に入れた在留カードは感激もひとしお

今後誰かの役に立てばと申請から取得までのながれを簡単にまとめてみますね

 

まず私たちの場合はスペインで先に結婚してそのあとに日本大使館に婚姻届を出すというスペイン方式での婚姻

それからはやく働き始めたかったので少しでも手続きを早く進めるため弁護士に在留許可の申請をお願いした

結果からいうと弁護士ももしかしてこれが初めての件か?というくらい全然わかってなくて、むしろ自分で申請した方が早く終わったかもしれないというくらい役に立たなかった

 

時系列でいうとこんなかんじ

2023年

2月:夫の居住する地域のjuzgado(裁判所)に予約を入れる

←結婚する前段階の書類を提出するため。一番最短の日にちで予約が取れたのが5月

5月:渡西

5月:2月に予約を入れたjuzgadoへ

その時に提出した書類などはこちらの記事に↓

vidasolohayuna.hatenablog.com

6月:結婚式

結婚式の様子はこちらの記事↓

vidasolohayuna.hatenablog.com

6月:弁護士に在留許可申請に必要な書類を提出する

夫に収入があれば彼の経済力を証明する書類を提出すれば無犯罪証明書は必要なかったのだけれど、今学生で収入がないのでarraigoという枠で申請することになった

この時に必要だった書類は確か

婚姻証明書、住民票、夫のDNI、私のパスポート、無犯罪証明書

無犯罪証明書の発行は日本大使館に申請するのだけれど、申請してから発行されるまでに1か月近くかかるので早めはやめに準備しておいた方がいい!

関連記事はこちら↓

vidasolohayuna.hatenablog.com

vidasolohayuna.hatenablog.com

9月:弁護士に無犯罪証明書を提出

7-8月いっぱい弁護士事務所が閉まっていたのでなにもできず、最後に残った書類は9月まで持ち越されてしまった

9月:移民局に指定された手数料を支払う

関連する記事はこちら↓

vidasolohayuna.hatenablog.com

12月:居住許可がおりたとの連絡が移民局からくる

9月に手数料を払って以来、今かいまかと待ち望んでいた居住許可がようやく下りたと弁護士から連絡があった

この書類があれば在留カードの発行を待たずとも問題なく労働できるとのこと

偶然この書類をもらった1週間後に今の上司から空きが出たのでうちで働いてほしいとの連絡があり、今も問題なく働けているので書類に書いてあったことはウソではないらしい

12月:上の書類が送られてきてすぐに警察署に在留カード発行の予約を入れる

ここがまた厄介で、マドリード(おそらくバルセロナも)の場合予約が全然取れず

書類には1か月以内に在留カードを申請しないとこの書類は失効しますと書いてあって、でも直近で予約がとれたのが5-6週間後の1月中旬

どうしようもできないことなのだけれどかなり焦って予約をとった警察署に電話してみたら、状況はわかってるから予約さえ取れていたらそれで大丈夫と言われ安心

ちなみに予約をとる画面にいきつくのもめちゃくちゃ大変で、いろいろ情報を漁って読んでいたら月~金の12時にスロットがあくからその時間を狙ってサイトを開くとよい、と書いてあったのでそれで試してみた

何度もなんどもF5を押してやっと予約画面に行きついたので日時も見ずにとりあえず予約

しかもマドリードにいくつも警察署はあるはずなのに、一か所しか選択できず

まだうちから近いところでほんとよかった~というかんじ

2024年

1月:在留カードの申請のための書類を警察署に提出

必要だった書類は

パスポート、証明写真、12月に送られてきた書類、申請用紙、手数料を納入したことがわかる書類、古いTIE(在留カード、あれば)

手数料は予約の日の前に銀行で支払いをする必要がある

ここで提出を終えると後は30-40日後に受け取りの予約を入れてくださいと言われる

特にカードができたとかなんとか連絡がくることはないので、ちょうどよいと思った日にちに同じ警察署に予約を入れればOK

2月:警察署で在留カードを取得

1年かかった長い手続きもこれにて終了、予約を入れた日に警察署に行って在留カードを受け取る

書類を提出した際に控えをもらうのでその書類と、パスポートと、古い在留カードがあればそれも提出する

 

私の場合2028年の11月まで有効とあったので、近くになったらまた更新の手続きをしないといけないのだろう

何はともあれ今日はお祝いだな

次はこの在留カードを使って電子証明の手続きをするのと、それから運転免許証の交換をしなければならない

まだまだ役所とは縁が切れなさそうだ…

 

kurumi

ひなたぼっこをするねこ

 

ワインの見本市に参加

先日は私が働いている会社が主催するワインの見本市に顔を出してきた

といってもその日は午後からシフトが入っていたので1時間だけ参加してそこから急いでお店に向かわなければならずあんまりゆっくり見ることはできなかったのだけれどね

なにせスペイン国内外から約70ものワイナリーがそれぞれ自分のワインを持ち寄って各自ブースで試飲を行うというもので、直接ワイナリーの人からお話が聞けたのはとても有意義になった

それから会社主催なのでほとんどがお店で扱っているワインで、お客さんにどうやって良さを伝えられるかな~とかいろいろシミュレーションできたのもよかった

 

今回見たワイナリーは5つほどで、例えばイタリアのAzelia、ポルトガルのQuinta do Infantado、フランスのDomaine Heresztyn-Mazziniとか

show room

show room

show room

とくに素晴らしかったのはAzeliaと、写真にはないけれどフランスのDomaine Tempier

Azeliaは写真の通りものすごい種類のワインを持ってきていてすべて試飲させてもらったのだけれど、デイリー使いにちょうどいいドルチェットから10年熟成させたバローロまで守備範囲が幅広く、5代続く家族経営の息子が直々にひとつ一つ丁寧に説明してくれてとても好印象だった

それからDomaine Tempierはフランスのバンドルにあるワイナリーで、私はあまりロゼは好まないけれどさすがにプロバンスというだけあってロゼが素晴らしかった

ボディががつんというよりもエレガントさがありつつタイ料理とかインド料理とかスパイスがきいている料理でも全然合わせられちゃうくらい存在感もしっかりあるワイン

赤もムールヴェードル種でつくられたちょっとフランスワインに独特のいい意味での臭みみたいなのがあって、これまたクセになるな~というかんじ

 

ほんとに一瞬だったけど、前にインターンしていた時の元同僚とかにも会えてとてもいい時間になりました~!

こういう機会はどんどん活用させてもらって勉強しなきゃな~

ティトゥルシアでお昼ご飯

ご無沙汰です

最近毎日まいにち仕事、2日以上連続で休みなのが1か月ぶりでパソコンを開く気力もましてやブログを書く気力も全然なかった。。。

やっと今週末3連休なので昨日は友達とものすごく久しぶりにマドリードに飲みに行ったり家でまったりゲームしたりできる時間がとれているところ

 

もう先々週になるけれど、平日に一日休みがあったのでうちから20分くらいのところの小さな村でお昼を食べることに

一応去年のバレンタインの日にプロポーズされたということもあって記念にご飯でも食べに行くか~という流れになった

Titulciaなんて名前スペイン人でも聞いたことある人はほとんどいないんじゃないかというくらいマイナーな村で、まあ想像通り特に見どころもなし

レストランの予約の3時間くらい前についたのだけれど見るものもないのでひたすらお散歩

titulcia

一応整備された短めのお散歩コースがあって、おそらく村人であろう人々がちらほら

そしてなんとなく展望台と呼ばれる高台もあって、近くの町を見下ろしてきたよ

titulcia

この日は天気がとてもよくて歩いていると少し暑いくらい

どんどこ歩いておなかもすいてきたところでお昼ご飯

alcachofa baby

まずは小さいアーティチョークのフリット

アーティチョークの酸味と最後に来る甘味がよくて、しかも外はサクサク、中は柔らかくいいかんじに揚がっていてとても美味

asado manchego

こちらはラマンチャ風アサディージョ

赤ピーマンをオーブンで焼いてトマトソースやニンニクと煮込んだというか焼いた一品

マドリードと言ってももうほぼカスティージャ・ラマンチャのすぐそばなのでこういう料理も食べられているんだよね~

赤ピーマンがあまーくなっていてとてもおいしかった!

メインは豚ヒレ肉とブルーチーズをパイ生地で包んだもの

solomillo

パイがさくさく、チーズがとろーり、お肉もやわらかでこちらも満足な一皿

 

そんなこんなで特にもう見るものもないので満腹のまま家路につく

レストランは雰囲気もよく、食事もおいしかったのでおすすめ

📍Restaurante Cueva de la Luna

C. de la Luna, 10, 28359 Titulcia, Madrid

スペイン人のワイン消費傾向

スペイン人といってもいろんな地域の人やいろんな経済状況の人がいるので一概には言えないけれど、少なくとも私のお店に来るマドリードの高級住宅地住まいの人たちの好みはほぼ99.9%がリベラ・デル・ドゥエロだ

マドリードから近いこともあってリオハよりも格段に求められる

そしてリベラの中でも名前の知れているワイナリーから出ようとしないのも特徴

そもそも保守的な人たちが多い地域なのでこうなるようだ

せっかくお店には何百種類のワインがいろんな地域から取り揃えられているのに結局売れるのはベガシシリアかパゴ・デ・カラオベハスかカペジャネス、せいぜいこれくらい

逆におすすめを聞かれてもこういった名の知れたブランドからはみでるとお客さんも満足せず次の売り上げにつながらないので保身のためにもコンフォートゾーンから出ない方がいいということを学んだ

これはワイン業界に30年身を置いている店長も言っているのだから本当にそうなんだろう

 

それから財布のひももめちゃくちゃ固い

スペイン人の思考として、タダより安いものはない(高いならぬ)、お金を払うなんて馬鹿のすることだ、みたいな考えがあるように見受けられるので価値に見合った金額を払うという習慣がないように思う

だからスペインワインはいつまでたっても安いままだし、質はいいのに世界の中でもいつまでたってもスペインのワインは経済的ながぶ飲みワインとしての位置からなかなか抜け出せないのだと思う

ワイナリーはワイナリーでスペイン市場では十分に利益を上げるのが難しいと感じているようで、造ったワインのほとんどを海外市場に売るワイナリーなんてざらだ

ワイン用のブドウ畑の面積が世界一だからといって消費者のほうもワインの価値を十分に理解していろいろと冒険したりしているのかというとそうでもないらしい

もちろんベガシシリアや有名なワイナリーのワインは確かにおいしいし安定して質も高いのだけれど…

 

先日いったワイナリーもボバルというもともとバルクワイン用に造られていた品種で質の高いワインを一生懸命作っていたけど、このワインが私のいるお店で売れているのをまだ一度も見たことがない

こちらとしてもいつもリベラを飲んでいる人たちにボバルを80ユーロ(1万円くらい)でうるのもちょっとリスキーで、なかなか難しい…

 

そういえば先日アーティチョークがスーパーで売っていたので買ってみたよ

日本でこういう風に売っているのは見たことがないので珍しいよネ

alcachofa

そろそろ春かあ~

そしてあの地獄のように暑い夏がまたやってくるのか~げんなり…

ウティエル・レケナ ワイナリー見学 -Mustiguillo-

一つ前の記事にも書いたように、今週末バレンシア州に旅行に行った

そのメインイベントがこのワイナリー見学

まずはたいそうな門構えで迎えてくれる

bodega

まずはウェルカムドリンクとしてカバが配られる

メルセゲラというこの地域の土着品種で造ったカバで、ふくよかさがあってお食事にもよく合いそうなカバだった

ガイドを担当してくれたのはこのワイナリーの創立者の孫にあたる女性で、おじいちゃんがこの地にまずは土地を買い、その息子で彼女のおじが醸造の勉強をして技術的にもこのワイナリーを前進させ、孫の代で土壌の研究などを通じてさらに発展させた

家族経営プラスそのほかに従業員が20人ほどとのこと

そもそもおじいちゃんは公共の道路や建物を請け負う建築士で、スペインでこれになるにはめちゃくちゃ相当賢くないとなれないらしい

この門構えといい敷地の中の整然さといい、そういうところにあらわれているのかも

ここの地域は先ほどのメルセゲラという品種のほかにボバルという品種が土着品種で、まだワイナリーができた当時はボバルはバルク用に安い価格で大量生産されるための品種だった

このボバルという品種でもっと質のよい長期熟成用のワインを作るというのを目標として掲げ、それを達成するために相当の苦労をしたようだ

スペインではこの品種で造るワインというだけで全然売れず理解もしてもらえなかったのでドイツの見本市(たぶんProWein)にかばん一つもって出向いいろんなひとにひたすら試飲してもらった

その結果アメリカのかなり大手のワイン輸入商社がこのボバルを非常に気に入りできたワインの半分を買ってくれる契約までこぎつけたとのこと

いやーこの情熱が素晴らしいよね

 

その情熱は今でも引き継がれていて、例えば土壌に対する熱心な研究心は他のワイナリーでもなかなか見ないほど

suelo

土壌の性質を知るために、畑の何十か所も何年にもかけて掘って、どこまで水を貯えるか、つまりどこまで根を張ることができるのかという分析をし、それをもとに地図を作製

その地図をもとにどこの土壌が似ているかとグループ分けをしたうえでそのグループごとにブドウを一番最良の状態で収穫する指針にしているそう

チリからわざわざそれ専門の技師をよんで毎年まいとし研究しているとのこと

殺虫剤の代わりになるような植物や、水はけをよくする植物をまわりに植えることで自然の力だけでブドウを育てている

それからビオディナミ農法も取り入れていて、ハーブの汁を作って撒いたり角に肥料を入れて埋めたりもしていた

こうして畑での仕事をめちゃくちゃ丁寧に行うことで、あとでワイナリーであれこれ加えたりする必要がなくなるとのこと

 

こちらはガルナチャ

garnacha

このガルナチャがめちゃくちゃフレッシュですっきりしていて飲みやすい

フレッシュさを保つために20%の果梗を使用するとのこと

 

一部のワインには発酵に大樽を使用

熟成にも樽を使っていた

ただし樽の香りがワインの果実味を消さないように十分に注意を払っている

barrica

barricas

展示用か実際に使っているのかはちょっとわからないけどティナハ(つぼ)もあった

tinaja

最初に配られたカバは、本数も少ないのですべて手でルミアージュを行いデゴルジュマンも機械を使わず全部手作業で行うとのこと

cava

 

シラー、メルセゲラ、ボバルと赤×2&白×1を最後にテースティング

それからオリーブオイルも作っているそうで、それもめちゃくちゃおいしかったな~

おつまみにはこれまたこの地域でつくられたチーズとサラミがでてきて完食

 

常に研究熱心で時代や状況に合わせて柔軟に革新していく素晴らしいワイナリーでした!!

 

実はこのワイナリーのワイン、メルセゲラの白と一番高いボバルの2種類をお店にもおいていて、今回上司に普通にワイナリー見学予約したと話したらなんで直接言ってくれなかったんだー!と言われた

プロとしていくともちろん見学費用もとられないし説明もプロ用にしてくれるのにー!とのことだったので次からはまず行く前に上司に相談しなければトホホ

バレンシア&ラマンチャ プチ旅行

怒涛の10連勤が終了し、4日間の休みがあったのでバレンシアとラマンチャへ2泊3日の旅行に

今回のメインイベントはバレンシアにあるムスティギーリョというワイナリーを見学すること

バレンシアというと太陽さんさん、地中海にオレンジ!みたいな印象があるかもしれないけれど今週末の旅行はバレンシア州といってもラマンチャにかなり近い内陸部なので海を見ることもなくどっちかというと景色は山がち

もうひとつの目的は、結婚したときに友人にプレゼントしてもらったギフトボックスをつかうということ

このギフトボックスはいろんなアクティビティとかホテルとかレストランから1つ好きなものを選んで使用できるというものなんだけど、なにせあまりにもいろいろな選択肢がありすぎて迷ってしまい、場所もなかなか行きづらいところにあったりなんかしていつ使おうかと先送りにしてきた

ちょうど今回行こうとしていた目的地に対象のホテルが、帰り道の近くに対象のレストランがあったのでここぞということでやっと使うことができた

 

ということで行先はまずウティエルというまあ誰もいかなさそうな小さな町

それからアルマンサというお城が一つ立っているくらいのこれまた小さな町で2日目のお昼ご飯

最終日はなぜかマドリード人の中でスペイン一ダサい町という評判のあるアルバセテで1泊

かなり地味な旅程を攻めてみた

ついてからすぐにこれもさっきのギフトボックスにホテル宿泊とパックでついてきたワイナリー見学

このワイナリーは特に聞いたこともなかったしそこまで興味があったわけでもないVera de Estenaというところ

正直言ってまだまだ発展途上というワイナリー見学ツアーだった

まず車で行くのに道がわかりにくく看板も出ていないのから始まり、ガイドしてくれた女の子もワイナリー経営者の娘というだけであまり研究熱心ではなさそうで質問にも「ちょっとわからないな~」としか答えられず

ワインもものすごくおいしいかと言われるとそんなんでもないし…

この見学ツアーにお金払って参加したいかといえば正直なところあまり…という感じ

もやもやしたままワイナリーを後にする

 

ホテルについているレストランでバレンシア名物の米料理を堪能した後隣町のレケナというところを見学

ここで面白いワイン屋さんを発見

tienda-vinos

そもそもこの地域はウティエル-レケナという地域呼称があって、ワイン造りも盛んだ

それから実はスパークリングで一定条件を満たせばカバと名乗ることもできる

実際お店に来るお客さんでたまにカバが欲しいけどカタルーニャのは嫌だ(特に政治的な意味で)という面倒なおっさんとかにはこの地域のカバを渡すと買っていってくれる

で、このワインショップはそのウティエル-レケナとしてワインを出しているワイナリーが集まって作った農協組合が出しているショップ

30のワイナリーがそれぞれのスタンドに自分の作っているワインを置いて好きに売るというスタイル

お店の人もおそらく農協の人で、彼曰くここら辺の地域のワイナリーの最終目標としてマドリードでワインを浸透させること、と言っていた

今度また別記事にするけれど、マドリードはほぼ9割リベラ・デル・ドゥエロ一辺倒なのでこういうバレンシアのちょっとミディアムボディ系のワインを飲んでもらうためにはそれなりの苦労があるんだろうな~と

ここでマドリードでは買えなさそうなワインを6本購入

📍Ferevin / Calle Cuesta de las Carnicerías, s/n, 46340 Requena, Valencia

 

レケナの町はこんな感じ

requena

 

2日目はメインイベント、ムスティギーリョを訪問

前日のがっかりなワイナリーツアーの効果もあってかはわからないけれどこのワイナリーは素晴らしかった

これもまた別の記事にてレポートします~

大満足でバレンシアをあとにし、アルマンサという町でさっきのギフトボックスを使ってお昼ご飯

このレストランもなかなかおいしくて、特にお肉は親企業がもっている農場から直接仕入れるそうで、逆にお肉以外はどこの仕入れ先から仕入れてもいいし、年に一回加盟店が一堂に集まってレシピ大会を開き、優勝者のレシピは全国のお店でメニューとして取り入れるというイベントも行っているとのこと

半フランチャイズで技術もみんなで教えあったりして共有するけどレストランとしての自由もかなりあるというなかなか面白い経営スタイルだった

 

そしてアルバセテ

この町はさっきも書いた通りマドリード人の中でスペインで一番ダサい町としての汚名を着せられている町だそうで、実際どんなにダサいか見てみたいと夫のいたっての希望で今回の旅程に潜り込んだ町

着くと何がダサいんだろう??というような普通の中規模都市だったのだけれど人々の様子とかを見ているとなんとなくわかるような気がしてくる

普通このくらいの規模の町だったら日曜夜でもバルとかレストランとか空いているはずなのに、ここは夜のまだ8時くらいからクラブで音楽がガンガンかかってたり、まちゆく人のスペイン語のアクセントをよーく聞いているとちょっと田舎っぽかったりと都市になりきれない町感がむんむん伝わってきてあーこういうことかと納得

前日のウティエルやレケナもそうだったけど、観光客はスペイン人も外国人も一人も見かけなかったといっても過言ではない

そんななかアジア人の私と半分イラン人の夫がいかにも旅行者感をかもしだしながら歩いているとすれ違う人の視線がいやでも感じられてなんとなく居心地が悪い気もした

最終日の昼食はお米料理

イカ墨のパエリアがめちゃくちゃおいしかった

なぜか10回以上予約の電話をかけたのに1回もとってくれなかった

ちょっと不安だったけど行ってみたらとてもよいレストランだった~

arroz

📍Restaurante L'arruzz Albacete / C. Purísima, 1, 02002 Albacete

 

とまあそんなこんなで2泊3日の旅もあっという間に終わり帰途につく

今回はワインを合計12本購入

vinos

 

マリアージュ研究 WK2

去年の10月ごろ?から行ってきた週末の贅沢ごはん

最近は贅沢というよりもマリアージュを研究&実験する週末みたいになってきたのでちょっと題を変えてみた

今回はプリオラートとアルボンディガス(肉団子トマトソース)

cena

パン粉を入れずみっちりのお肉でつくったミートボール

これにトマトソースをかける

とはいえ実のところ今回はちょっと手伝えていなくてこんなのがいいといったのを夫が全部一人で作ってくれたのでレシピがわからない…

ありがたやありがたや

これに合わせるワインがこちら

- Mas Doix Salanques 2020

vino

上司にプリオラート好きなんだけどどのワインがおすすめ~?ときいたらこれをもってけと言われたので購入

ビンテージが2020年とまだ少し硬さは残っていたけれど、酸味もはっきりしていてミネラル感もあり、赤系果実の可憐な香りがしてとてもおいしかった

余韻や深みはもう少し熟成させないとかな~

これにトマトソースの酸味が心地よくあい、今回はまあどちらかというと無難なマリアージュだったけどやっぱりこういうのが一番あうなーと納得

 

最近は週末の贅沢ごはんに合わせて映画を見るのが習慣になりつつあって、昨日はブラジルの映画『シティ・オブ・ゴッド』を鑑賞

映画のコメントはあまりうまくないのであえてしないけれど、なんの不自由もなく育ってきた私のような人間にはこんな世界も存在するのかとなかなか衝撃的な映画だった

 

明日までの3連休を終えたら次の休みまで10連勤じゃー!

がんばるぞ~!