私は4年前もスペインにいた
その時は超不便な大学の寮に住んでいた
スーパーに行くにも電車に乗らなければならないし、
中心にはメトロではなくCercaníasというちょっと面倒でなかなか来ない電車を使っていた
で、こんなところ早く出たいと思っていたら
運よくシェアハウスの空きがでたという情報が入ってきた
しかも行ってみると超便利で中心からも近く、大学へも行きやすそうなところだった
バスルームも2つあったし！
もうここに決めたと思っていたのだが、
一応寮に確認したところ、最初に入居する際支払った10万円の保証金が
途中で引っ越した場合一銭も帰ってこないというではないか
そんなわけでしょうがなく残る半年も寮に住み続けたのであった
で、この保証金日本に帰ってきたら確かに戻ってきた
日本の自宅に直接小切手を送るという形で
その時の私は本当にばかだった
お金を手に入れるためにどれだけの苦痛が伴うかを
不運なことにまったく理解していなかったのだ
よって、あんなに好条件の場所への引っ越しを我慢したにもかかわらず
この小切手は引き出しにしまわれたまま忘れ去られていった…
そして2年後働き始めいかにお金が大事かを身をもって知ったころには時すでに遅し
銀行に換金しに行ったところ「すでに期限が切れています」
とのこと、まあそりゃそうだろう
どうしようどうしようと思っていたのだが
今回いい機会なので試しに持ってきてみた
そしてついに…！！
昨日昔住んでいた寮に行ってみました！
そしてメールに詳細を書いて送ってくれれば何とかできるかも、と言われたので
半信半疑ですぐさま家にかえってメールを打ち、
併せて今日の朝銀行にも直接持って行って対策を聞くことに
小切手の銀行名にはCatalunya Caixaとあったので、
てっきりCaixa Bankだと思いそこに持って行ったところ、
まったく関係ない企業だと言われ
しかもCatalunya CaixaはBBVAに統合されているのでBBVAに聞いてくれと
BBVAの親切なおばさんがいろいろ調べてくれて、
現在小切手の発行元は同様の内容で口座をもっていないということが判明
やっぱり再発行を直接依頼してくれとのことだったので
きっと無理だな～と肩を落としていたところ、
昨日寮に送ったメールの返事が…！！！
曰く、小切手を換金していないことを確認しました、
再発行するので受け取り方法を教えてください、とのこと
おー！！なんだかものすごい達成感！！
これでこの小切手をまた放置しちゃったら
本当に笑いごとじゃすまされないのでもらったら即換金しにいこうと思う
それにしても同僚には「小切手はもらったらすぐ換金するものでしょうが！！
スペイン人だったらほっとくなんてありえないよ！！！」
と完全に呆れられました
いや、日本人でもありえないんだけどねえええ
