今日は会社のクリスマス晩餐会に参加
晩餐会といっても仕事を14時に切り上げそっからひたすら食べ続ける会
いつもは時間を守らないイメージのあるスペイン人も、
今回ばかりは13時58分きっかり(?)に仕事を片付け
自席で思い思いに化粧をし、14時15分には全員が
レストランに到着しているという驚きの気合の入れぶり
レストランは近所のasador(焼いた肉専門店、焼き肉ではない)
事前にメニューを選んでいたのだが、私一人だけ魚にしていた
asadorで魚、自分あほだな~とは思ったが、
肉があまり得意ではないのでしゃーない
…のはずだったが、私の自由意志に基づく注文に
周囲から非難轟々
魚なんか頼んでたら一生スペイン理解できないよ、とか
そんなの脇においといてこっちの肉を食べなさい、これは上司からの命令です
みたいな感じであれよあれよという間に
魚のプレートを取り上げられました
その結果食べたのがこちら
上が(多分)cochinillo、豚の丸焼き
下がcordero、羊の炭火焼き
そしてこれが何皿も机に運ばれる
もちろんすべて食べられるわけもなし
うーこれベジタリアンが見たら泣いちゃうな
席に着く前には1時間ちょっと立食の時間があって
飲み物片手にハモンとチーズ
まだ会社にはいって1週間もたたないので
輪にはいっていけるか心配だったけど、ここがスペイン人のいいところ、
「ユキ!こっちきてお話しよう!」
「そこで1人で立ってないでこっちおいで!」
目があうと手で招くしぐさをして呼んでくれたり
とにかく一人でいる人をほっておけない人達なんですね~
今日会ったばかりなのに次回飲みに行く約束も入れてくれて
友達が少ないことで困っている私にとってはもう感謝感激雨あられ
そんな人たちに助けられてあっという間に食事が終了
間髪いれずにこんどはスペイン人が大好きな
monólogo(ひとり漫才)を観に近くのコメディークラブへ
よくこういう漫才師がコメディードラマに出たりしてスペインでは結構メジャーな娯楽のよう
ただ檀上で1人話しているのではなく、
漫才師とお客さんとのキャッチボールで会はすすんでいく
お客さん(というか同僚)もどっかんどっかん大爆笑
monólogoはスペイン語の難易度最上級だと思う
言葉以外にもバックグラウンド、今流行りのあの人、
地域別ステレオタイプなどなどすべて知らないと
完全に理解することは不可能
周囲が大爆笑のなか、自分ひとりぽつねんとしていた
でもやっぱりスペイン人、
「大丈夫?理解できる?難しいよね」
ととても同情してくれた
そして漫才師張本人も帰りに
「今日は来てくれてありがとう、理解できたかな?」
と気にかけてくれていた
そんな皆さんの明るさとやさしさに支えられながら
私は必死に生き延びています
それにしてもスペイン人よくしゃべる…
相手がいようがいまいがお構いなし、
口を動かしていないと気が済まないみたい