人生いちどきり

後悔先に立たず!美食の街、サンセバスチャンの大学院でソムリエのコースを修了後、スペイン人と結婚して現在マドリード暮らし

ティトゥルシアでお昼ご飯

ご無沙汰です

最近毎日まいにち仕事、2日以上連続で休みなのが1か月ぶりでパソコンを開く気力もましてやブログを書く気力も全然なかった。。。

やっと今週末3連休なので昨日は友達とものすごく久しぶりにマドリードに飲みに行ったり家でまったりゲームしたりできる時間がとれているところ

 

もう先々週になるけれど、平日に一日休みがあったのでうちから20分くらいのところの小さな村でお昼を食べることに

一応去年のバレンタインの日にプロポーズされたということもあって記念にご飯でも食べに行くか~という流れになった

Titulciaなんて名前スペイン人でも聞いたことある人はほとんどいないんじゃないかというくらいマイナーな村で、まあ想像通り特に見どころもなし

レストランの予約の3時間くらい前についたのだけれど見るものもないのでひたすらお散歩

titulcia

一応整備された短めのお散歩コースがあって、おそらく村人であろう人々がちらほら

そしてなんとなく展望台と呼ばれる高台もあって、近くの町を見下ろしてきたよ

titulcia

この日は天気がとてもよくて歩いていると少し暑いくらい

どんどこ歩いておなかもすいてきたところでお昼ご飯

alcachofa baby

まずは小さいアーティチョークのフリット

アーティチョークの酸味と最後に来る甘味がよくて、しかも外はサクサク、中は柔らかくいいかんじに揚がっていてとても美味

asado manchego

こちらはラマンチャ風アサディージョ

赤ピーマンをオーブンで焼いてトマトソースやニンニクと煮込んだというか焼いた一品

マドリードと言ってももうほぼカスティージャ・ラマンチャのすぐそばなのでこういう料理も食べられているんだよね~

赤ピーマンがあまーくなっていてとてもおいしかった!

メインは豚ヒレ肉とブルーチーズをパイ生地で包んだもの

solomillo

パイがさくさく、チーズがとろーり、お肉もやわらかでこちらも満足な一皿

 

そんなこんなで特にもう見るものもないので満腹のまま家路につく

レストランは雰囲気もよく、食事もおいしかったのでおすすめ

📍Restaurante Cueva de la Luna

C. de la Luna, 10, 28359 Titulcia, Madrid

スペイン人のワイン消費傾向

スペイン人といってもいろんな地域の人やいろんな経済状況の人がいるので一概には言えないけれど、少なくとも私のお店に来るマドリードの高級住宅地住まいの人たちの好みはほぼ99.9%がリベラ・デル・ドゥエロだ

マドリードから近いこともあってリオハよりも格段に求められる

そしてリベラの中でも名前の知れているワイナリーから出ようとしないのも特徴

そもそも保守的な人たちが多い地域なのでこうなるようだ

せっかくお店には何百種類のワインがいろんな地域から取り揃えられているのに結局売れるのはベガシシリアかパゴ・デ・カラオベハスかカペジャネス、せいぜいこれくらい

逆におすすめを聞かれてもこういった名の知れたブランドからはみでるとお客さんも満足せず次の売り上げにつながらないので保身のためにもコンフォートゾーンから出ない方がいいということを学んだ

これはワイン業界に30年身を置いている店長も言っているのだから本当にそうなんだろう

 

それから財布のひももめちゃくちゃ固い

スペイン人の思考として、タダより安いものはない(高いならぬ)、お金を払うなんて馬鹿のすることだ、みたいな考えがあるように見受けられるので価値に見合った金額を払うという習慣がないように思う

だからスペインワインはいつまでたっても安いままだし、質はいいのに世界の中でもいつまでたってもスペインのワインは経済的ながぶ飲みワインとしての位置からなかなか抜け出せないのだと思う

ワイナリーはワイナリーでスペイン市場では十分に利益を上げるのが難しいと感じているようで、造ったワインのほとんどを海外市場に売るワイナリーなんてざらだ

ワイン用のブドウ畑の面積が世界一だからといって消費者のほうもワインの価値を十分に理解していろいろと冒険したりしているのかというとそうでもないらしい

もちろんベガシシリアや有名なワイナリーのワインは確かにおいしいし安定して質も高いのだけれど…

 

先日いったワイナリーもボバルというもともとバルクワイン用に造られていた品種で質の高いワインを一生懸命作っていたけど、このワインが私のいるお店で売れているのをまだ一度も見たことがない

こちらとしてもいつもリベラを飲んでいる人たちにボバルを80ユーロ(1万円くらい)でうるのもちょっとリスキーで、なかなか難しい…

 

そういえば先日アーティチョークがスーパーで売っていたので買ってみたよ

日本でこういう風に売っているのは見たことがないので珍しいよネ

alcachofa

そろそろ春かあ~

そしてあの地獄のように暑い夏がまたやってくるのか~げんなり…

ウティエル・レケナ ワイナリー見学 -Mustiguillo-

一つ前の記事にも書いたように、今週末バレンシア州に旅行に行った

そのメインイベントがこのワイナリー見学

まずはたいそうな門構えで迎えてくれる

bodega

まずはウェルカムドリンクとしてカバが配られる

メルセゲラというこの地域の土着品種で造ったカバで、ふくよかさがあってお食事にもよく合いそうなカバだった

ガイドを担当してくれたのはこのワイナリーの創立者の孫にあたる女性で、おじいちゃんがこの地にまずは土地を買い、その息子で彼女のおじが醸造の勉強をして技術的にもこのワイナリーを前進させ、孫の代で土壌の研究などを通じてさらに発展させた

家族経営プラスそのほかに従業員が20人ほどとのこと

そもそもおじいちゃんは公共の道路や建物を請け負う建築士で、スペインでこれになるにはめちゃくちゃ相当賢くないとなれないらしい

この門構えといい敷地の中の整然さといい、そういうところにあらわれているのかも

ここの地域は先ほどのメルセゲラという品種のほかにボバルという品種が土着品種で、まだワイナリーができた当時はボバルはバルク用に安い価格で大量生産されるための品種だった

このボバルという品種でもっと質のよい長期熟成用のワインを作るというのを目標として掲げ、それを達成するために相当の苦労をしたようだ

スペインではこの品種で造るワインというだけで全然売れず理解もしてもらえなかったのでドイツの見本市(たぶんProWein)にかばん一つもって出向いいろんなひとにひたすら試飲してもらった

その結果アメリカのかなり大手のワイン輸入商社がこのボバルを非常に気に入りできたワインの半分を買ってくれる契約までこぎつけたとのこと

いやーこの情熱が素晴らしいよね

 

その情熱は今でも引き継がれていて、例えば土壌に対する熱心な研究心は他のワイナリーでもなかなか見ないほど

suelo

土壌の性質を知るために、畑の何十か所も何年にもかけて掘って、どこまで水を貯えるか、つまりどこまで根を張ることができるのかという分析をし、それをもとに地図を作製

その地図をもとにどこの土壌が似ているかとグループ分けをしたうえでそのグループごとにブドウを一番最良の状態で収穫する指針にしているそう

チリからわざわざそれ専門の技師をよんで毎年まいとし研究しているとのこと

殺虫剤の代わりになるような植物や、水はけをよくする植物をまわりに植えることで自然の力だけでブドウを育てている

それからビオディナミ農法も取り入れていて、ハーブの汁を作って撒いたり角に肥料を入れて埋めたりもしていた

こうして畑での仕事をめちゃくちゃ丁寧に行うことで、あとでワイナリーであれこれ加えたりする必要がなくなるとのこと

 

こちらはガルナチャ

garnacha

このガルナチャがめちゃくちゃフレッシュですっきりしていて飲みやすい

フレッシュさを保つために20%の果梗を使用するとのこと

 

一部のワインには発酵に大樽を使用

熟成にも樽を使っていた

ただし樽の香りがワインの果実味を消さないように十分に注意を払っている

barrica

barricas

展示用か実際に使っているのかはちょっとわからないけどティナハ(つぼ)もあった

tinaja

最初に配られたカバは、本数も少ないのですべて手でルミアージュを行いデゴルジュマンも機械を使わず全部手作業で行うとのこと

cava

 

シラー、メルセゲラ、ボバルと赤×2&白×1を最後にテースティング

それからオリーブオイルも作っているそうで、それもめちゃくちゃおいしかったな~

おつまみにはこれまたこの地域でつくられたチーズとサラミがでてきて完食

 

常に研究熱心で時代や状況に合わせて柔軟に革新していく素晴らしいワイナリーでした!!

 

実はこのワイナリーのワイン、メルセゲラの白と一番高いボバルの2種類をお店にもおいていて、今回上司に普通にワイナリー見学予約したと話したらなんで直接言ってくれなかったんだー!と言われた

プロとしていくともちろん見学費用もとられないし説明もプロ用にしてくれるのにー!とのことだったので次からはまず行く前に上司に相談しなければトホホ

バレンシア&ラマンチャ プチ旅行

怒涛の10連勤が終了し、4日間の休みがあったのでバレンシアとラマンチャへ2泊3日の旅行に

今回のメインイベントはバレンシアにあるムスティギーリョというワイナリーを見学すること

バレンシアというと太陽さんさん、地中海にオレンジ!みたいな印象があるかもしれないけれど今週末の旅行はバレンシア州といってもラマンチャにかなり近い内陸部なので海を見ることもなくどっちかというと景色は山がち

もうひとつの目的は、結婚したときに友人にプレゼントしてもらったギフトボックスをつかうということ

このギフトボックスはいろんなアクティビティとかホテルとかレストランから1つ好きなものを選んで使用できるというものなんだけど、なにせあまりにもいろいろな選択肢がありすぎて迷ってしまい、場所もなかなか行きづらいところにあったりなんかしていつ使おうかと先送りにしてきた

ちょうど今回行こうとしていた目的地に対象のホテルが、帰り道の近くに対象のレストランがあったのでここぞということでやっと使うことができた

 

ということで行先はまずウティエルというまあ誰もいかなさそうな小さな町

それからアルマンサというお城が一つ立っているくらいのこれまた小さな町で2日目のお昼ご飯

最終日はなぜかマドリード人の中でスペイン一ダサい町という評判のあるアルバセテで1泊

かなり地味な旅程を攻めてみた

ついてからすぐにこれもさっきのギフトボックスにホテル宿泊とパックでついてきたワイナリー見学

このワイナリーは特に聞いたこともなかったしそこまで興味があったわけでもないVera de Estenaというところ

正直言ってまだまだ発展途上というワイナリー見学ツアーだった

まず車で行くのに道がわかりにくく看板も出ていないのから始まり、ガイドしてくれた女の子もワイナリー経営者の娘というだけであまり研究熱心ではなさそうで質問にも「ちょっとわからないな~」としか答えられず

ワインもものすごくおいしいかと言われるとそんなんでもないし…

この見学ツアーにお金払って参加したいかといえば正直なところあまり…という感じ

もやもやしたままワイナリーを後にする

 

ホテルについているレストランでバレンシア名物の米料理を堪能した後隣町のレケナというところを見学

ここで面白いワイン屋さんを発見

tienda-vinos

そもそもこの地域はウティエル-レケナという地域呼称があって、ワイン造りも盛んだ

それから実はスパークリングで一定条件を満たせばカバと名乗ることもできる

実際お店に来るお客さんでたまにカバが欲しいけどカタルーニャのは嫌だ(特に政治的な意味で)という面倒なおっさんとかにはこの地域のカバを渡すと買っていってくれる

で、このワインショップはそのウティエル-レケナとしてワインを出しているワイナリーが集まって作った農協組合が出しているショップ

30のワイナリーがそれぞれのスタンドに自分の作っているワインを置いて好きに売るというスタイル

お店の人もおそらく農協の人で、彼曰くここら辺の地域のワイナリーの最終目標としてマドリードでワインを浸透させること、と言っていた

今度また別記事にするけれど、マドリードはほぼ9割リベラ・デル・ドゥエロ一辺倒なのでこういうバレンシアのちょっとミディアムボディ系のワインを飲んでもらうためにはそれなりの苦労があるんだろうな~と

ここでマドリードでは買えなさそうなワインを6本購入

📍Ferevin / Calle Cuesta de las Carnicerías, s/n, 46340 Requena, Valencia

 

レケナの町はこんな感じ

requena

 

2日目はメインイベント、ムスティギーリョを訪問

前日のがっかりなワイナリーツアーの効果もあってかはわからないけれどこのワイナリーは素晴らしかった

これもまた別の記事にてレポートします~

大満足でバレンシアをあとにし、アルマンサという町でさっきのギフトボックスを使ってお昼ご飯

このレストランもなかなかおいしくて、特にお肉は親企業がもっている農場から直接仕入れるそうで、逆にお肉以外はどこの仕入れ先から仕入れてもいいし、年に一回加盟店が一堂に集まってレシピ大会を開き、優勝者のレシピは全国のお店でメニューとして取り入れるというイベントも行っているとのこと

半フランチャイズで技術もみんなで教えあったりして共有するけどレストランとしての自由もかなりあるというなかなか面白い経営スタイルだった

 

そしてアルバセテ

この町はさっきも書いた通りマドリード人の中でスペインで一番ダサい町としての汚名を着せられている町だそうで、実際どんなにダサいか見てみたいと夫のいたっての希望で今回の旅程に潜り込んだ町

着くと何がダサいんだろう??というような普通の中規模都市だったのだけれど人々の様子とかを見ているとなんとなくわかるような気がしてくる

普通このくらいの規模の町だったら日曜夜でもバルとかレストランとか空いているはずなのに、ここは夜のまだ8時くらいからクラブで音楽がガンガンかかってたり、まちゆく人のスペイン語のアクセントをよーく聞いているとちょっと田舎っぽかったりと都市になりきれない町感がむんむん伝わってきてあーこういうことかと納得

前日のウティエルやレケナもそうだったけど、観光客はスペイン人も外国人も一人も見かけなかったといっても過言ではない

そんななかアジア人の私と半分イラン人の夫がいかにも旅行者感をかもしだしながら歩いているとすれ違う人の視線がいやでも感じられてなんとなく居心地が悪い気もした

最終日の昼食はお米料理

イカ墨のパエリアがめちゃくちゃおいしかった

なぜか10回以上予約の電話をかけたのに1回もとってくれなかった

ちょっと不安だったけど行ってみたらとてもよいレストランだった~

arroz

📍Restaurante L'arruzz Albacete / C. Purísima, 1, 02002 Albacete

 

とまあそんなこんなで2泊3日の旅もあっという間に終わり帰途につく

今回はワインを合計12本購入

vinos

 

マリアージュ研究 WK2

去年の10月ごろ?から行ってきた週末の贅沢ごはん

最近は贅沢というよりもマリアージュを研究&実験する週末みたいになってきたのでちょっと題を変えてみた

今回はプリオラートとアルボンディガス(肉団子トマトソース)

cena

パン粉を入れずみっちりのお肉でつくったミートボール

これにトマトソースをかける

とはいえ実のところ今回はちょっと手伝えていなくてこんなのがいいといったのを夫が全部一人で作ってくれたのでレシピがわからない…

ありがたやありがたや

これに合わせるワインがこちら

- Mas Doix Salanques 2020

vino

上司にプリオラート好きなんだけどどのワインがおすすめ~?ときいたらこれをもってけと言われたので購入

ビンテージが2020年とまだ少し硬さは残っていたけれど、酸味もはっきりしていてミネラル感もあり、赤系果実の可憐な香りがしてとてもおいしかった

余韻や深みはもう少し熟成させないとかな~

これにトマトソースの酸味が心地よくあい、今回はまあどちらかというと無難なマリアージュだったけどやっぱりこういうのが一番あうなーと納得

 

最近は週末の贅沢ごはんに合わせて映画を見るのが習慣になりつつあって、昨日はブラジルの映画『シティ・オブ・ゴッド』を鑑賞

映画のコメントはあまりうまくないのであえてしないけれど、なんの不自由もなく育ってきた私のような人間にはこんな世界も存在するのかとなかなか衝撃的な映画だった

 

明日までの3連休を終えたら次の休みまで10連勤じゃー!

がんばるぞ~!

スペイン人のお客さんは辛抱強い

ワインショップで働き始めてから早3週間

年末も31日まで、年始は2日から働いていたのでなかなかブログの更新ができなかった

とはいうもののクリスマス後ということと、まだ新しいお店ということもあって全然お客さんが来ない時間があったりして暇をもてあますことも

まあ忙しすぎてストレスが溜まるよりものんびり働けていいかな

そんななかちらほらくるお客さんはほとんどがいいひとばかりで、こちらから「何かお手伝いしましょうか?」とか「何かあればいつでも声かけてくださいね~」とかいうと大体にっこりして「ありがとう!ちょっと見てるだけだけどなんかあったら言うね~」とか言ってくれる

それから会計とかにちょっと時間がかかってもスペイン人のお客さんはなんにも言わずにじっと待っててくれて、遅いからといって怒ることは皆無と等しい

日本でもワインショップで働いたりワイン関係なくともカフェとかはたまたディズニーでも働いたりしたけど、こちらから声をかけてもたいていの人はちらっとこっちをみてなんとなく頷くくらいで強固なATフィールドに守られていたい感がひしひしと伝わってくる

そのかわり自分が客側となったときにスペインはすべてが遅いし、たまに君は20年来の友人か?という勢いでずかずか話しかけてきたりもするし、日本もスペインもどちらがいいとは言えないのだけれどね

少なくとも接客業で働く方としてはスペインのほうが圧倒的にやりやすい

 

ところで本店のほうが閉店になったことは何回かこのブログでも書いているけど、先日5日が閉店日でかなり雰囲気の悪いまま閉店になったらしい

インターンをやっていたのはそっちの店舗なので知り合いも結構いるし、一度閉店前にお店に顔だそうと思っていたけれど風の噂でめちゃくちゃぴりぴりしていると耳にしていたのでわざわざ行くのはやめということにした

全員がいわば一斉にクビになったわけで、その後の保証金とかでめちゃくちゃもめたらしい

どんなに楽しく仕事していても一度お金のことが間に入ると人間って豹変するな~と

新店舗のほうでわきあいあいと4人でのんびり仕事できてほんとよかった

ちなみに日曜日に出勤だった際には食事代を会社が負担してくれるということで、前回の出勤日には同じショッピングセンターにあるレストランから注文してみた

comida

でもここの施設、そもそもの値段設定がかなり高めでこちらも予算を少しオーバー

次回からはもう少し節約しようということになった

それから同じく日曜日はお店にあるワインを1本開けられるとのことで、気になったものはここでも試飲できるのがよい

 

そして先日上司のコネで少し大きめのワインセラーを購入

上司の紹介ということでかなりの値引きをしてもらえました

せっかくなので昨日は3本新たにワインを購入

このワインセラーがあるから今後はちょっといい目のワインを買って何年間か寝かせておくこともできるな~なんて考えている

今日はさっそくセラーに入れておいたプリオラートを飲むことに

また贅沢ごはんについては後日記事にします~

大晦日の豪華な晩餐

大晦日は夫の誕生日も重なり、二人で豪華に海鮮を食べまくろうというプランになっていた

その結果がこれ

cena nochevieja

手前のハモンは最高級黒ラベル、エストレマドゥーラ産イベリコ豚ベジョータ

こんな口の中でとろけて麗しい香りだけを残すハモンは食べたことがないや

それから近所のスーパーで前日に買ったホタテ、エビ、大き目のエビも最高においしい

カニはやっぱり日本のほうがおいしいな~

そしてサーモンのチーズまき、タコのサラダ、お米、仔羊

これをまたまた豪華にシャンパン、オーストリアの白、最後にベガ・シシリアのバルブエナを合わせた

vinos

はじめて夫婦として過ごす誕生日&大晦日だし、このぐらい贅沢してもいいよねということで大盤振る舞い

このバルブエナは義母から夫への誕生日プレゼントだったのだけれどさすがにおいしい

お店にくるお客さんもベガ・シシリアを買い求める人が多くて、まあそりゃあかなり有名なワイナリーだしおいしいに決まってるけどもっと面白いワインも買ってってくれないかな~といつも思っていた

だけどやっぱり今回飲んでみてその圧倒的なおいしさと風味の複雑さ、余韻の長さに脱帽

夫もこんなおいしいワイン人生でいちども飲んだことがないというくらい感激で、やっぱりいいものは一度は飲んでおくべきだな~と学ぶ

 

そんなこんなで楽しい夕飯もおなか一杯に終えてブドウを食べるまでまだ少しあるな~と思い油断してソファーに横になったのが最後、そのままぐっすり寝てしまった

大晦日の日も朝から仕事だったのでさすがに疲れていたらしい

で、奇跡的に日付が変わる20秒前に目が覚め、テレビから流れる鐘の音に合わせてブドウを12粒、ほとんど寝ぼけた状態で完食

スペインでブドウをちゃんと食べなかった年はあまりいいことがなかったので何が何でもブドウを食べないといい一年は送れないという個人的ジンクスがある

もっと起きてたかったしフィエスタ気分で盛り上がりたかったのにさすがに2人で3本開けたワインと満腹に負けて1時半にはベッドに入って寝てしまった

来年こそは朝まで起きてたい!!!