人生いちどきり

後悔先に立たず!美食の街、サンセバスチャンの大学院でソムリエのコースを修了後、スペイン人と結婚して現在マドリード暮らし

カタルーニャワインツアー -3日目 スパークリング-

いよいよ最終日はGramonaというワイナリーへ

Gramona

このワイナリーのオーナーの授業は以前別で受けている

その時の様子はこちら

vidasolohayuna.hatenablog.com

記事のタイトルはカバのテースティングとなっているけど本当はカバではなくコルピナット(ひとつ前の記事を参照)

こちらのワイナリーもビオディナミ農法をとっている

前日に訪問したワイナリーでは動物を飼っていなかったが、こちらのワイナリーは土壌整備などに馬を使っていたり、そこら中に動物がいた

この羊、めちゃくちゃ人懐っこくてみんなが移動するとついてきて一人ひとりの靴のにおいをくんくん

perritos

caballos

畑見学を終えて今度はボトル貯蔵室へ

sotano

こんな感じで地下2階にわたってずらーーーっとボトルが眠っている

この板、横から飛び出ているので引っ掛かって落としたら…なんてことを考えて勝手に冷や汗をかく

このワイナリーはジロパレットを使わずすべて手で瓶をくるくる回している

瓶を回すことで伝統方式で造られたスパークリングは澱と接触することになり、パンやブリオッシュのような香りがつく

traditional

全てのボトルを手で一日に何回か回していくなんて気が遠くなる作業だよ…

さらにこのワイナリーが出しているいくつかのスパークリングにおいて王冠キャップではなくコルクを使って栓をしている

王冠キャップの場合だとデゴルジュマン、つまりたまった澱を一気に取り除く作業は機械でささっと終了するのだが、コルクを使うとそこもすべて手作業で行わなければならない

コルクを抜いて澱を抜き取る作業を実演してもらったのだが熟練の職人が手際よくブハっと空気圧で澱を取り除きその後手動の機械を使ってあのキノコ型のコルクでさっと閉めていた

キノコ型といってもコルクを入れるときは普通の円筒型のコルクで、ほんとにこの太さのコルクがこのボトルの口に入るのか?!という状態で入れるのであんな風に中に入っている部分が細く、外に出ている部分がぽこっとキノコのように膨れ上がる

 

そのあとはお待ちかねのテースティングタイム

テースティングはスパークリングのほかに息子が作っている白、赤ワインを試飲

白ワインがとてもおいしかったので写真を撮ってみた

clos

ここでもハモンやチーズなどとともにおいしくワインをいただく

意図的に酸化されたワインも飲んだのだが(おそらく市場には出回っていない)、アルコール度が75度でほんとに喉が焼けこげるかと思った

 

そんなこんなでカタルーニャワインツアーは終了

その後バルセロナに2日間残って観光

その様子はまた別記事にまとめる…?かもしれない!