人生いちどきり

後悔先に立たず!美食の街、サンセバスチャンの大学院でソムリエのコースを修了後、スペイン人と結婚して現在マドリード暮らし

いつ戻れるのかわからなくなってしまった

ちょっと前までは9月からのFP(Formación Profesional=専門学校)に通うために6月に渡航して書類を提出、そのために日本で準備できるものを着々と1月からそろえるということをしていたのにあれよあれよという間に次いつ渡航できるかすらわからない状況に

2月に代理でhomologaciónという、日本の高校の成績と卒業証明書がスペインで正当性のあるものだということを証明する手続きの申請もだしてもらったけれどもちろんその処理もまったく進んでいないでしょう

※この手続きについては別途いつか記事にすると思います

ただでさえ半年はかかるのにこの手続き

一寸先は闇とはこのことですね

 

日本に帰国してからはとりあえずすぐに旅立ちやすいように以前働いていたオフィスでの仕事とレストランでの仕事を掛け持ちしていましたが、それも今はどちらも休職してます

ひたすら家にいて料理つくったりnetflixみたり、新しく購入したニンテンドースイッチのどうぶつの森でせっせと無人島開拓したりしてます

3月末におそらくこんなことになるだろうと思いスイッチ買っておいてよかった…

帰国してからほとんど触らなかったピアノにまで手つけ始めて母と2台ピアノの連弾ができるように譜読み中

検定試験の勉強もなんとなくやっていて、受かりやすい試験のはずなのに以前何回も落ちた簿記3級をはじめ世界遺産検定、いずれ受けようと思っているDELEのC2に向けて新聞を毎日読んだりラジオを毎日聞いたり本を読んだりしてなんだかんだ単語量がめきめき増えました

今は忍耐忍耐、我慢するほかなにもしようがありません

自分だけでなく全世界がこんなことになるなんて誰が想像したでしょうか

 

それからここ最近友人とのラインやWhatsapp、スカイプでのチャットやビデオ通話が格段に増えました

それもそのはず、みんなやっぱり人間との接触が枯渇している証拠ですね

大学の友人も社会人生活3年目4年目を終えたあたりで、この時期ちょうど会社を辞めて転職、海外への大学院入学や語学留学、ワーキングホリデーなど人生の転換期を迎えようとしていた人達が結構います

そんななかでのこれですよ

いつこられてもタイミングは悪いでしょうがやっぱり言いたい、タイミング悪すぎる

 

そんななか医療従事者やスーパーなど生活必需品を扱う業者の存在に世界中が助けられています

スペインでは今も続いてるかはわかりませんが夜ある時刻になると医療従事者へ向けて拍手が送られるそうです

でもちょっとまて、以前このブログに書いたこともありますが彼の母親は医者で、いつも身を粉にして働いている

夜勤明けからの通常出勤なんてこともざらだったし、1週間のうち休日があるのかないのかよくわからない生活を送っている/いた

それなのに理不尽な額の税金を巻き上げられたり残業代を払ってもらえなかったり、胃に穴が開くんじゃないかと思うぐらいまずい食事しかもらえなかったり…

いってみれば拍手は手さえあればタダで送れますが、彼らに見合った報酬と待遇がなされることを願ってやまない

vidasolohayuna.hatenablog.com

今回の各国の対応をみていると改めて自分たちで国のリーダーを選ぶことの重要性を噛みしめます

ドイツや台湾はどうも決断力の塊といったように見受けられる一方、日本の対応はだらだらゆるゆるでもうお話にならない

今後は上司を含めお上のいいなりになる都合のいい人間にならないよう、批判的思考を高めていきたいと思っています

ということで超論理的思考の長みたいな友人にギリシャ哲学を学ぶことを勧められたのでちょっとずつ本でも読んでみます

 

paella

自粛自粛で暇だったのでパエリアを作ってみましたがこれがまたなかなかおいしくできました

実家住まいのありがたみが身に沁みます

今までスペインに行っていたり日中も仕事をしたりと家族と過ごす時間がここまで多いことはなかったのですがこれを機に一緒にテレビみたりお菓子作ったりと貴重な体験をしております

一方でストレスなのはやはりいつスペインに戻れるかまったくわからないということ

お互いの国が国境を封鎖してるし…戦時中もこんなかんじだったのでしょうか

別にスペインに戻るだけならまだしも、次いつ彼に会えるかわからないのがやはり不安

FPの申請もおそらく無理そうなのでこうなったら次回渡航するときは学生ビザではなく以前からずっと提案してくれていた配偶者ビザが最も最短かつ最良の決断だろう…とひとり胸の内で決心をしました

万事がうまくいけばですが…

みなさまもお体には十分お気をつけて、また友人と楽しく飲みに行ったりする日常がいつか戻ってくることを信じて…